過去ログ - 叢雲「落ち着きが無いわね。大丈夫?」グラハム「私は我慢弱い」
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192: ◆WHzNz9zb1A[sage]
2015/05/05(火) 01:19:13.47 ID:wKWZysDAO
 悔いるような声を残し、眼を閉じる。
 そんなジャマイカンに背を向けて、マリダは音も無く部屋から抜け出した。

 写真に写るマリダの隣には、一人の駆逐艦が満面の笑みで寄り添っている。

以下略



193: ◆WHzNz9zb1A[sage]
2015/05/05(火) 01:40:24.56 ID:wKWZysDAO
 グラハムの眼差しは、電探カバー艤装を楽しげに揺らす叢雲から、素朴で可憐なウェイトレス……給糧艦・伊良湖へと移った。
 このカフェのみならず、呉本部鎮守府内部にある飲食店の大半は間宮か伊良湖という特別な艦娘を起用している。
 戦闘能力が皆無という点はあれど、彼女たちの存在はとても重要なのだと資料には強調されて書かれていた。
 グラハムはまだその意味を原理的には理解していない。
 故に、見えるもの全てが新しく見えていた。
以下略



194: ◆WHzNz9zb1A[sage]
2015/05/05(火) 02:05:24.67 ID:wKWZysDAO
 あからさまな大声に、周りの客の視線が集中する
 突然の奇行に慌てふためく叢雲の背後。
 胸中の逡巡を思わせる一瞬の間の後、観念したかのようにゆっくりと人影が近づいてきた。
 そして、それに続く2つの影。
 全員、提督を示す白い軍装を身に着けていた。
以下略



195: ◆WHzNz9zb1A[sage]
2015/05/05(火) 02:21:40.53 ID:wKWZysDAO
グラハム「! 失礼致しました、大佐。無礼な態度を……」

スレッガー「あーあー、いいからいいから。俺ら提督にはそういうの無いんだよね、上下関係」

スレッガー「ほれ、次!」
以下略



196: ◆WHzNz9zb1A[sage]
2015/05/05(火) 02:44:07.35 ID:wKWZysDAO
担当官「……グラハムさん」

グラハム「!」

担当官「改めて自己紹介をさせていただきます」
以下略



197: ◆WHzNz9zb1A[sage]
2015/05/05(火) 02:59:30.77 ID:wKWZysDAO
 風に背を押され、グラハムは立ち上がる。
 その眼は変わらず真っ直ぐで、彼らもまた笑みを止めて彼を迎えた。


グラハム「カツ・コバヤシ中佐」
以下略



198: ◆WHzNz9zb1A[sage]
2015/05/05(火) 03:09:06.09 ID:wKWZysDAO
 新たに決意を言葉にするグラハム。
 誰にともなく。右手を差し出した。

 最初に手にとったのは、カツ・コバヤシ。
 左右から、スレッガー・ロウとニコル・アマルフィが続く。
以下略



199: ◆WHzNz9zb1A[sage]
2015/05/05(火) 03:42:22.87 ID:wKWZysDAO
 笑い合い、肩を抱き合う四人を、工廠の屋根上から見つめる眼差し二つ。

 そのうちの一つ、マリダ中尉は、普段見せない微笑みをメンポの下にうっすら浮かべていた。


以下略



200: ◆WHzNz9zb1A[sage]
2015/05/05(火) 03:48:53.38 ID:wKWZysDAO
――その夜・第壱百八鎮守府――


――入渠ドッグ――

以下略



201: ◆WHzNz9zb1A[sage]
2015/05/05(火) 03:50:19.68 ID:wKWZysDAO
今日は此処まで
もしかしたらイベントとか、何か書く、かもです


202:名無しNIPPER[sage]
2015/05/05(火) 04:59:11.15 ID:J8ZUwxMGo
アイエエエエエエエ!?ニンジャ!?ゲルマンニンジャナンデ!?


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