過去ログ - 律「澪と寄り道して帰る話」
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51:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/08/30(土) 18:48:39.85 ID:Gqx9SXLWo

 私の精神が私から離れていくに従って、
 時の経つスピードが加速していった気がする。

 ぼんやりしているうちに澪は笑って
以下略



52:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/08/30(土) 18:50:53.36 ID:Gqx9SXLWo

 支払いをほとんど澪に任せるようになってから
 レシートが溜まらなくなって、どこに行って何を食べたとか
 ほとんど思い出せない。
 目も耳もぼんやりしていて、
以下略



53:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/08/30(土) 18:53:07.04 ID:Gqx9SXLWo

 浮かされた頭を慣れないアルコール漬けにして
 ごまかそうとしたって、
 部屋の隅か心の隅でずっと私が私を見てた。

以下略



54:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/08/30(土) 18:55:20.55 ID:Gqx9SXLWo

 歪んだエレキギターのようなサイレンが頭の中でずっと鳴っていて、
 軽蔑する数週間前の私の冷たい視線から、
 せめて澪の白い肌だけで隠そうと、
 足りない長さの腕で引き寄せて閉じこめようとしたけど、
以下略



55:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/08/30(土) 18:57:34.07 ID:Gqx9SXLWo

 ふたりで意識を放り投げてから、なにか長い夢を見ていた気がする。
 ああそうだあのとき一度思い出したんだ小5の縄跳び大会の帰り道。
 駅前通りから外れた誰もいない遊歩道を抜けたとこ。

以下略



56:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/08/30(土) 18:59:47.48 ID:Gqx9SXLWo
再開は今日の夜10〜11時までに
つぎの投下でおわり


57:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/08/30(土) 21:33:15.76 ID:jmaVevKAO
おつおつ


58:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/08/30(土) 22:15:42.39 ID:Gqx9SXLWo
では再開


59:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/08/30(土) 22:19:17.51 ID:Gqx9SXLWo


  ◆  ◆  ◆

 まだ眠いの、と聞かれて顔を上げたら自分と目が合った。
以下略



60:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/08/30(土) 22:21:30.96 ID:Gqx9SXLWo

 わあ、よく見える、と
 澪が窓の外を見下ろしていた。

 組んでた腕を上げて垂れた髪を耳に流す姿と、
以下略



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