過去ログ - 酢乙女あい(15)「『乱雑解放』【ポルターガイスト】を調査しますわ」
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289:>>1 ◆aMcAOX32KD1b[saga]
2015/06/09(火) 04:45:58.15 ID:wJItYbkZ0
緑髪の小学生、違法賭博場の用心棒は今日の対戦相手が何かイカサマに失敗したのだと察した。
だが相手のその顔には、苦笑いこそ浮かべているが冷汗は無い。
おそらく致命的なミスと言うほどでは無いのだろう。
あるいは……

以下略



290:>>1 ◆aMcAOX32KD1b[saga]
2015/06/09(火) 04:49:15.65 ID:wJItYbkZ0
「問題ないよ。もっと良いカードを引いたからね」

今、彼の手札はSK SQ D9 H3 J スペードのKとQダイヤの9ハートの3そしてJOKERだ。
  ジャック    ストレート           ワンペア
3がJだったなら中級の役ができたが、これでは下の役。
以下略



291:>>1 ◆aMcAOX32KD1b[saga]
2015/06/09(火) 04:52:15.41 ID:wJItYbkZ0
「では、続いてチャレンジャー……何枚のカードをチェンジしますか」

「0枚、オラはノーチェンジだゾ」

それを聞き、ディーラーはゲームを進行する。
以下略



292:>>1 ◆aMcAOX32KD1b[saga]
2015/06/09(火) 04:53:38.21 ID:wJItYbkZ0
   ブランクカード
「なっ、『白紙』!?」

「そうとも言う〜」

以下略



293:>>1 ◆aMcAOX32KD1b[saga]
2015/06/09(火) 04:55:58.45 ID:wJItYbkZ0
「おいっ!?このカード!!?」

テーブルの上、上条が指さした先には先程置かれた少年の手札が在った。
それはスペードのキングとクイーン、10、そして2枚のJOKERであったはずだった。
しかし今其処に在るのは……スペードのキングとクイーンは変わらない、だがその後はダイヤの9にハートの3、1枚だけのJOKERだ。
以下略



294:>>1 ◆aMcAOX32KD1b[saga]
2015/06/09(火) 04:57:09.40 ID:wJItYbkZ0
「まあそういうことなら……よいしょっと」

しんのすけが懐から取り出したソレを、右肩に担ぐ様にして構える。

「は?」
以下略



295:>>1 ◆aMcAOX32KD1b[saga]
2015/06/09(火) 04:59:08.84 ID:wJItYbkZ0
「お、上条君起きた?」

「……ここは?」

上条が意識を取り戻すと、そこはしんのすけの家だった。
以下略



296:>>1 ◆aMcAOX32KD1b[saga]
2015/06/09(火) 05:01:09.63 ID:wJItYbkZ0
「高揮発性の睡眠薬と言うか、催眠ガスと言うか、とにかくそういうのが噴き出すんだ」

「学園都市の技術により進化を遂げた、現代版の眠り火の術とでも言いましょうか」

「郭、黙れ。そんで周り全員眠らせてから、俺があんたを担いで逃げ出したってわけだ」
以下略



297:>>1 ◆aMcAOX32KD1b[saga]
2015/06/09(火) 05:02:14.23 ID:wJItYbkZ0
「一体何時通報したんだ?カジノに、っていうかバーに来てからずっと一緒だったけど気づかなかったぞ」

「その子が用心棒として出てきた時に、あのカジノを潰す事は決まったからね」

その時だと、しんのすけは言った。
以下略



298:>>1 ◆aMcAOX32KD1b[saga]
2015/06/09(火) 05:05:36.65 ID:wJItYbkZ0
「で、『此処』でその職歴を消せる奴と待ち合わせだと」
   ティータイム
翌日の午前10時頃、上条は緊張していた。
しんのすけに呼び出され、交渉相手との待ち合わせ場所だと連れて来られたのは、なんと『学舎の園』の内にある飲食店のカフェテラスだった。

以下略



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