過去ログ - 碇シンジの日常 2スレ目
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11: ◆Q2Rh6LUPmsVj[saga]
2014/09/14(日) 08:18:56.72 ID:L+7u/Q1o0
「ですからね、葛城さん。ネルフにとってのメリットとデメリットを考えて下さいよ」

照明の光をまるで後光のように反射させながら、ついさっき悟りを開いたばかりのブッダのように青葉はとうとうと語る。

「隠していたってその内明るみには出るのは確かなんです。隠す意味がない。だったら初めから開示していた方がいいに決まってます。そうした方が、下手な勘繰りを入れられずに済むし、バレた所でこっちには痛みはないじゃないですか」
以下略



12: ◆Q2Rh6LUPmsVj[saga]
2014/09/14(日) 08:20:29.95 ID:L+7u/Q1o0
「だから、結局、損をするのは隠していた側なんですよ。偽装問題とか、これまで散々あったじゃないですか。そういった前人からの教訓を全く生かしてないんですよ、ネルフは」

「…………」
「…………」

以下略



13: ◆Q2Rh6LUPmsVj[saga]
2014/09/14(日) 08:21:55.17 ID:L+7u/Q1o0
話を少し遡る。

シンクロテストが終わり、一旦、マヤとわかれたリツコは、用事を済ませると発令所へと向かう前にトイレへと立ち寄った。

その途中、廊下で職員がロン毛のカツラを手にしているのを見かけた。
以下略



14: ◆Q2Rh6LUPmsVj[saga]
2014/09/14(日) 08:23:32.07 ID:L+7u/Q1o0
青葉は咄嗟に頭に手をやって、絶望の表情を見せた。

ミサトは死んだ振りを決め込んだ。

マヤは「パターン青葉、ハゲです」と震える声で言って再び吹き出した。
以下略



15: ◆Q2Rh6LUPmsVj[saga]
2014/09/14(日) 08:24:35.37 ID:L+7u/Q1o0
つづく


16: ◆Q2Rh6LUPmsVj[saga]
2014/09/14(日) 08:26:06.99 ID:L+7u/Q1o0
午後七時。

誰もいない部屋の中で、アスカはテーブルに突っ伏したまま、ぼんやりとシンジの部屋のふすまを眺めていた。

シンクロテストも終わり、着替えを済ませたパイロット達はそれぞれとっくの昔に自宅へと帰ったのだが、今、ミサトの家にはアスカ一人しかいなかった。
以下略



17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/09/14(日) 08:26:13.69 ID:EITl124DO
なんでや!
なんで冬月はんが犠牲にならんとアカンのや!


18: ◆Q2Rh6LUPmsVj[saga]
2014/09/14(日) 08:27:41.87 ID:L+7u/Q1o0
明日、エコヒイキの家にシンジが遊びにいく……。

今、アスカの頭の中はその事で一杯だった。

それを考えるだけで、胸が締め付けられる様に苦しかった。
以下略



19: ◆Q2Rh6LUPmsVj[saga]
2014/09/14(日) 08:29:33.48 ID:L+7u/Q1o0
夕食後。


シンジの作った料理を食べた後、アスカは再びテーブルの上で突っ伏しながらシンジを見ていた。

以下略



20: ◆Q2Rh6LUPmsVj[saga]
2014/09/14(日) 08:30:52.09 ID:L+7u/Q1o0
シンジはアタシのものじゃなかった。

エコヒイキのものになりかけていた。


以下略



21: ◆Q2Rh6LUPmsVj[saga]
2014/09/14(日) 08:32:09.58 ID:L+7u/Q1o0
ミサトは今日は帰りがかなり遅くなると言っていた。

そして、明日、シンジはエコヒイキの家に遊びに行く。

それだけはさせたくない。
以下略



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