過去ログ - 和「フランスより」咲「愛をこめて」
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24: ◆CU9nDGdStM[saga]
2014/09/16(火) 01:01:18.93 ID:IfVJEPyJ0
店員「観光のお客さん?」

咲「あ、はい。今朝日本から着いたばかりで……」

店員「悪いけど、今日は満席なんだ」
以下略



25: ◆CU9nDGdStM[saga]
2014/09/16(火) 01:03:55.98 ID:IfVJEPyJ0
店員「君が探しているような『パリらしい』カフェなら大通りに沢山あったろう?地元民には地元民の、観光客には観光客のための店がある」

店員「それが、パリという街だ」

咲「そんな……」
以下略



26: ◆CU9nDGdStM[saga]
2014/09/16(火) 01:06:28.10 ID:IfVJEPyJ0
女性の名前はエマといった。

どうやら日本に興味があるらしく、日本語は独学で覚えたそうだ。

もっとも、なんなく意思疎通するにはレベルが足りないらしい。
以下略



27: ◆CU9nDGdStM[saga]
2014/09/16(火) 01:10:24.15 ID:IfVJEPyJ0
多少面食らうところはあったが、エマは非常に面白い人物だった。

彼女自身もこのあたりに越してきて地元民としては日が浅いらしく、

色々困ったことなどを面白おかしく聞かせてくれる。
以下略



28: ◆CU9nDGdStM[saga]
2014/09/16(火) 01:15:35.39 ID:IfVJEPyJ0
咲「でも、会ったばかりなのにそこまでしてもらうのは……」

渋る咲に、エマは「日本人ねぇ」と笑う。

エマ「今日は私は休暇だし、咲とゴハンが食べられるなら嬉しいわ」
以下略



29:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/09/16(火) 01:16:00.81 ID:DNfVxAFz0
エイスリンかと思った


30: ◆CU9nDGdStM[saga]
2014/09/16(火) 01:18:00.92 ID:IfVJEPyJ0
パリは薄暗がりに染まりつつあった。

この街では蛍光灯の白い光にはあまりお目にかからない。

黄色味を帯びた柔らか光が、無数に瞬いては建物を照らしている。
以下略



31: ◆CU9nDGdStM[saga]
2014/09/16(火) 01:21:30.99 ID:IfVJEPyJ0
エマの言葉に咲は再び笑い声をあげた。

それに何故かエマは何も応えなかった。

怪訝に思って顔をのぞくと、実に穏やかな顔でこちらをじっと見つめている。
以下略



32: ◆CU9nDGdStM[saga]
2014/09/16(火) 01:23:57.08 ID:IfVJEPyJ0
エマ「カフェで逢った時から、こうしてみたくて仕方なかったのよ…」

咲「ふざけないでください!同性の…しかも初対面の人に何を…っ」

エマ「同性?初対面?それこそ何の問題があるのかしら?」
以下略



33: ◆CU9nDGdStM[saga]
2014/09/16(火) 01:26:54.82 ID:IfVJEPyJ0
その祈りが届いたのだろうか。

?「……」

ふと、視界が真っ暗になった。
以下略



34: ◆CU9nDGdStM[saga]
2014/09/16(火) 01:33:27.79 ID:IfVJEPyJ0
とりあえずここまで。

十二国の方は最終話までのプロットは書き終えてますので今年中には余裕で終わります。
どちらも必ず完結させますので、宜しければお暇な時にでも覗いてやって下さい。


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