過去ログ - 穂乃果「私はあなたのものだから」
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208: ◆KZH78Pv7kI[sage saga]
2015/04/03(金) 13:16:28.29 ID:pIyDd0Ai0
「……真姫と、別れてくれないか」

「…………」

今どんな顔、してるかな?言葉も出ないよ。予想通り過ぎて、けど、衝撃的すぎて、全てが凍り付いた。時間も、心でさえ。初めて見る土下座や、それに続く言葉のせいで、何も考えられなくて、何も感じられなかった。
以下略



209: ◆KZH78Pv7kI[sage saga]
2015/04/03(金) 13:19:30.62 ID:pIyDd0Ai0
「一つは真姫と別れて、アイドルをさせるか。もう一つは、アイドルをやめるか」

「え……」

選べない、選べるわけないよ。そんなの、そんなの、ずるいよ。どうしてそんなことを急に言うの?どうして私に選ばせるの?私だけで決められることじゃないよ。
以下略



210: ◆KZH78Pv7kI[sage saga]
2015/04/03(金) 13:36:48.92 ID:pIyDd0Ai0
いつの間にか顔を上げていた真姫ちゃんのお父さんは、私に近づくこともなく、ただ淡々とそこで話をする。

この人は嫌いな人だ。自分が悪いと思っていても、相手も悪いんだと思って開き直る人だ。

奪っていくものの大きさを大切さを、奪うから知らない人だ。
以下略



211: ◆KZH78Pv7kI[sage saga]
2015/04/03(金) 13:40:33.58 ID:pIyDd0Ai0
「穂乃果、お客さんをお送りしないで……、ってどうしたの?」

少し怒っているらしいお母さんが今に来るなり私に説教をしてこようとして来ていたみたいだけど、全身で机と同化してまで落ち込んでいる私を見て、それは心配に変わった。

「……ううん、なんでもないよ。ちょっと、考え事……。部屋行くね。ご飯出来たら、呼んで」
以下略



212: ◆KZH78Pv7kI[sage saga]
2015/04/03(金) 13:42:12.65 ID:pIyDd0Ai0
夢の中なら、何もかもが許されるのに。夢の中なら、いろんなことができるのに。夢の中なら、真姫ちゃんと結ばれるのに―――。

「ねぇ、私の事、好き?」

夢の中なのに、はっきりと真姫ちゃんが私に語りかけてくる。
以下略



213:名無しNIPPER[sage]
2015/04/04(土) 07:13:40.61 ID:LFoO6rHio
重いなぁ


214:名無しNIPPER[sage]
2015/04/08(水) 00:16:44.49 ID:rczrID4X0
おお、来てたのか
楽しみにしてるよ


215:名無しNIPPER[sage]
2015/04/08(水) 23:37:35.90 ID:fbJg/K5vO
真姫パパ…



216:名無しNIPPER
2015/04/09(木) 01:42:33.72 ID:v3p7GEz7o
真姫パパはやはり障害となるのだな


217:名無しNIPPER[sage]
2015/04/09(木) 03:04:44.79 ID:uTOWK0GiO
上がってるぞ気をつけろよ
今は特にな


218:名無しNIPPER[sage]
2015/05/01(金) 03:21:46.76 ID:+9TIlAXio
待ってる


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