過去ログ - 【艦これ】「提督、榛名は……榛名は大丈夫ですよ」
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59:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/10/14(火) 16:34:28.17 ID:jlF5eTxDO
「貴方が司令官? 宜しくだぴょん!」

「ああ、宜しく。と言っても、君で二人目なんだが」

「二人目? じゃあ、そっちの子が初期艦なのね?」
以下略



60:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/10/14(火) 16:39:13.86 ID:jlF5eTxDO
「ここは……」

目を開くと視界に映ったのは見慣れない天井。そして、背中に柔らかな弾力のある感覚。
どうやら、泣き疲れて寝てしまったらしい。で、そのままにしておく訳にもいかず、この部屋まで運ばれた、と。

以下略



61:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/10/14(火) 16:39:42.72 ID:jlF5eTxDO

「さっきも言ったが、建造というのは、それを行った人物の心に強く影響される」

「建造されたばかりの艦の場合……そうだな、着任したばかりの卯月が、現に建造を行っているから、これを例えに出すが、次に着任するのも彼女と同じ睦月型だろう」

以下略



62:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/10/14(火) 16:42:18.56 ID:jlF5eTxDO
「ダメだ」

そんな願いは、あっさりと断られる。

「私に出来ることならなんでもします! だから、お願いします!」
以下略



63:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/10/14(火) 16:47:35.84 ID:jlF5eTxDO
海原を滑走する四人の少女が居た。その海域は、潮の流れが独特なせいで、五人以上の艦隊では、その海域を支配する主力の下に辿り着けないと言われている。

「まさしく、私達にとっては、都合がいい海域だね」

「どこがよ。この海域の攻略に託つけて、艦娘の補充をしたくなかっただけじゃない」
以下略



64:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga ]
2014/10/14(火) 16:52:02.17 ID:jlF5eTxDO
火を吹く主砲。敵が放った砲弾が、酒匂のすぐ隣の海面を抉る。

「っ……! 散開急いで! このままじゃ各個撃破されちゃうわ!」

水中に反応がないからと、警戒を怠りすぎたか。普段なら絶対にやらないミス。それも致命的なまでの物。指示を飛ばしつつも、酒匂の背中に嫌な汗が浮かぶ。
以下略



65:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/10/14(火) 16:52:28.45 ID:jlF5eTxDO
「あたしの……あたしのせいだ……」

それを見て膝をつく酒匂。自分がちゃんと索敵をしていれば。後悔が波のように押し寄せる。こちらの陣形を乱し、二人を無力化出来たからか、敵艦隊が動き出す。

「泣き言は後にしてくれ。今は一刻も早くあの二人と合流して、ここを離脱しないと」
以下略



66:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/10/14(火) 17:16:43.58 ID:KgKqg9VtO
「え?」

時間が止まる。皆、真顔でその光景を見守っていた。

「くぅ〜、艦の時からやってみたかったんだよねー、ドロップキック」
以下略



67:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/10/14(火) 17:17:31.06 ID:KgKqg9VtO

言葉の途中で酒匂の、この場に居る全員の耳が捉える。聞き慣れない音を。腹の底から響くような、重低音を。
どこから聞こえたかも分からないそれに、漣以外の艦娘が戸惑う。次の瞬間、敵の水上を駆けていた駆逐艦の一隻が水飛沫に呑まれて消えた。

「私は彼女の目。大事なのは、攻撃よりも相手を一隻足りとも見逃さない事です」
以下略



68:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/10/14(火) 17:20:41.52 ID:KgKqg9VtO
戦闘が終わってから数刻、とある鎮守府の執務室。

「全……滅……?」

「私が戦場に辿り着いた時には既に手遅れでした。仲間と共に突撃し、なんとかこれだけは持ち帰ってきました」
以下略



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