過去ログ - 【艦これ】「提督、榛名は……榛名は大丈夫ですよ」
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61:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/10/14(火) 16:39:42.72 ID:jlF5eTxDO

「さっきも言ったが、建造というのは、それを行った人物の心に強く影響される」

「建造されたばかりの艦の場合……そうだな、着任したばかりの卯月が、現に建造を行っているから、これを例えに出すが、次に着任するのも彼女と同じ睦月型だろう」

以下略



62:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/10/14(火) 16:42:18.56 ID:jlF5eTxDO
「ダメだ」

そんな願いは、あっさりと断られる。

「私に出来ることならなんでもします! だから、お願いします!」
以下略



63:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/10/14(火) 16:47:35.84 ID:jlF5eTxDO
海原を滑走する四人の少女が居た。その海域は、潮の流れが独特なせいで、五人以上の艦隊では、その海域を支配する主力の下に辿り着けないと言われている。

「まさしく、私達にとっては、都合がいい海域だね」

「どこがよ。この海域の攻略に託つけて、艦娘の補充をしたくなかっただけじゃない」
以下略



64:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga ]
2014/10/14(火) 16:52:02.17 ID:jlF5eTxDO
火を吹く主砲。敵が放った砲弾が、酒匂のすぐ隣の海面を抉る。

「っ……! 散開急いで! このままじゃ各個撃破されちゃうわ!」

水中に反応がないからと、警戒を怠りすぎたか。普段なら絶対にやらないミス。それも致命的なまでの物。指示を飛ばしつつも、酒匂の背中に嫌な汗が浮かぶ。
以下略



65:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/10/14(火) 16:52:28.45 ID:jlF5eTxDO
「あたしの……あたしのせいだ……」

それを見て膝をつく酒匂。自分がちゃんと索敵をしていれば。後悔が波のように押し寄せる。こちらの陣形を乱し、二人を無力化出来たからか、敵艦隊が動き出す。

「泣き言は後にしてくれ。今は一刻も早くあの二人と合流して、ここを離脱しないと」
以下略



66:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/10/14(火) 17:16:43.58 ID:KgKqg9VtO
「え?」

時間が止まる。皆、真顔でその光景を見守っていた。

「くぅ〜、艦の時からやってみたかったんだよねー、ドロップキック」
以下略



67:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/10/14(火) 17:17:31.06 ID:KgKqg9VtO

言葉の途中で酒匂の、この場に居る全員の耳が捉える。聞き慣れない音を。腹の底から響くような、重低音を。
どこから聞こえたかも分からないそれに、漣以外の艦娘が戸惑う。次の瞬間、敵の水上を駆けていた駆逐艦の一隻が水飛沫に呑まれて消えた。

「私は彼女の目。大事なのは、攻撃よりも相手を一隻足りとも見逃さない事です」
以下略



68:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/10/14(火) 17:20:41.52 ID:KgKqg9VtO
戦闘が終わってから数刻、とある鎮守府の執務室。

「全……滅……?」

「私が戦場に辿り着いた時には既に手遅れでした。仲間と共に突撃し、なんとかこれだけは持ち帰ってきました」
以下略



69:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/10/14(火) 17:25:34.20 ID:KgKqg9VtO
「なーにが、引き抜きは禁止、ですか。そんな事言うから、貴方は関わらないものだと思っていたのに」

執務室にはいつも通りの彼と私。二日の空白は大きく、溜まった仕事の対応に追われている。

「だから、引き抜いては居ないだろ。彼女達は、自発的にここに来たんだ。俺はなんの指示も出していない」
以下略



70:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/10/14(火) 17:26:20.01 ID:KgKqg9VtO
「あーっ! てーとく達が休憩してるー!」

そこに現れる闖入者達。執務室の扉を開いた島風さんを筆頭に次々と入室してくる。

「ちょっと、司令官! 私を差し置いて休憩ってどういう事よ!」
以下略



71:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2014/10/14(火) 17:42:27.93 ID:KgKqg9VtO
今回はここまで。過去話と説明したい設定やら世界観をごちゃ混ぜにした結果、自分が最初に言った期限に間に合わず、申し訳ありません

とりあえず、物語の都合上、拾えなかったお話を短編で補足しようとは思います
引き抜き禁止なのに、漣が思いっきり引き抜かれてますので、ここは説明必須と感じてます

以下略



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