過去ログ - 【銀と金】森田鉄雄は絶望の城へと拉致されました 第二部【賭博黙示録カイジ】
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2014/11/19(水) 17:30:39.36 ID:g0Z8QOvQ0
目の前で次々に奈落の底へと落ちていった仲間たち……ただ一人救うことができたのは、カイジだけ。
もっと救える人間は大勢いたというのにそれができなかったのがあまりにも悔しかった。
銀二「お前は出来る限りのことを尽くした。その結果が、あのカイジという坊主を救ってやれたことじゃねえか」
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2014/11/19(水) 17:32:08.39 ID:g0Z8QOvQ0
銀二「お前らが今日倒した帝愛の幹部……利根川幸雄。今夜のパーティや負債者を集めて大掛かりなギャンブルを開催していたのは、奴の系列の仕事だった」
銀二はかねてより巽有三や、ありとあらゆる情報網を駆使して帝愛の情報を得ていた。
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2014/11/19(水) 17:32:55.38 ID:g0Z8QOvQ0
森田「それでも悔しいですよ。俺は……そんな9億なんて手に入っても、こうして生き残ったとしても……」
森田「俺は銀さんに全てを託して散っても構わなかった……」
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2014/11/19(水) 17:33:44.21 ID:g0Z8QOvQ0
銀二「ずいぶんとお前のことを心配していた様子だったな。……シャバでもあまり元気がないそうじゃないか」
森田鉄雄は平井銀二と別れてからこの2年間、ずっと無気力な日々を送り続けていた。
平井銀二という森田にとって特別な人間を失ったことは、森田に現実で生きるという気力を失わせていたのだ。
以下略
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2014/11/19(水) 17:34:40.78 ID:g0Z8QOvQ0
銀二「お前は帝愛を倒したがっている。お前らをことごとく弄び、お前の仲間を殺してきた奴らを……」
銀二「そしてお前は帝愛に苦しめられている連中を救ってやりたい……そう考えてるんじゃないのか?」
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2014/11/19(水) 17:35:35.24 ID:g0Z8QOvQ0
銀二「今、ホテルの外にトラックを3台待機させてある。」
銀二「そのトラックの中には、これから帝愛に挑むためのヤマで使う予定だった1000億が積まれてある」
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2014/11/19(水) 17:36:49.94 ID:g0Z8QOvQ0
銀二「……実は、いい潮だと思っていた」
森田「え?」
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2014/11/19(水) 17:37:32.98 ID:g0Z8QOvQ0
森田「銀さん……」
銀二「俺のその敗北はもう近い……恐らくは、兵藤と一戦を交えて破滅するか……」
以下略
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2014/11/19(水) 17:39:12.69 ID:g0Z8QOvQ0
森田(銀さん……)
森田はこの申し出を何故か拒絶することはできなかった。
憧れていた男と築いた全てを清算し決別する戦い……。銀二はそうしてまで森田鉄雄を救おうとしている……。
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(SSL)
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2014/11/19(水) 17:44:50.81 ID:g0Z8QOvQ0
以上で銀と金、カイジのクロスSSの第二部は終了です。
前回のエスポワール編が好評だったようなので、こうして続編を書くに至りました。
銀と金自体が未完で終わってしまっている作品ですので、ラストは福本先生が構想していたという
森田と銀二の対決という形で終わらせることにしました。
以下略
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