過去ログ - 勇者「伝説の勇者の息子が勇者とは限らない件」
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2014/12/13(土) 23:49:09.53 ID:xox+vNXM0
しかし勇者の拳は空を切る。
僧侶の背後から掻き消えた騎士が再び姿を現したその先で―――間髪入れず戦士が大剣を振り下ろしていた。
以下略
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2014/12/13(土) 23:50:40.32 ID:xox+vNXM0
騎士は勇者たち四人の顔を見回した。
騎士「まだやる気満々なのは……勇者と戦士くらいか」
僧侶「うぅ…」
以下略
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2014/12/13(土) 23:52:59.80 ID:xox+vNXM0
ほんの少し、騎士は自分の体を横にずらした。
それだけで、戦士の大剣は騎士の体を捉えられずに地面を叩く。
地面を穿った大剣の刃を上から踏みつけ、騎士は薄く笑った。
騎士の手には、紙や糸を切る時などに使う、ごくありふれた汎用ナイフが握られていた。
ナイフが反射する光が揺らめいた。
以下略
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2014/12/13(土) 23:54:08.12 ID:xox+vNXM0
戦士「ゆ…う、しゃ……?」
勇者「見てないよ? 俺何も見てないからね?」アタフタ
騎士「……ざーんねん。あとちょっとで全部見えたのに。ほんと、いい反応してるわ勇者」
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2014/12/13(土) 23:55:38.74 ID:xox+vNXM0
だん、と剣を叩き付ける音がした。
武道家「馬鹿な……」
僧侶「そんな…」
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2014/12/13(土) 23:57:09.81 ID:xox+vNXM0
そうして、騎士は去っていった。
四人はしばらく茫然とその場に留まっていたが、やがて勇者が口を開いた。
勇者「……このまま、ここでこうしてても埒が明かないし、もう一回宿とって部屋に戻ろう。戦士の鎧も修復しなきゃだから、出発は明日に延期。いいか? みんな」
以下略
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2014/12/13(土) 23:59:02.01 ID:xox+vNXM0
戦士「うあらーー!! なんなんじゃーーッ!! 世の中に居る男はあんなクソばっかかーー!!」アンギャー!
勇者「うわあやべえこの女マジで酒癖わりい」
戦士「ゆうしゃーー!! どうなんだーー!! 答えろおらーー!!」
以下略
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2014/12/13(土) 23:59:52.21 ID:xox+vNXM0
こうして、勇者たち一行は再び立ち上がった。
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1
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2014/12/14(日) 00:00:38.22 ID:C2aomGFS0
今回はここまで
元々遅筆な上に書く時間が全然とれぬ
ぐぬぬ
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2014/12/14(日) 00:52:41.77 ID:d2u/r/DZ0
乙
面白いです
92
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[sage]
2014/12/14(日) 06:41:51.40 ID:nu2WOfZrO
面白いよ、エタらなければそれでいいよー
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