過去ログ - 勇者「伝説の勇者の息子が勇者とは限らない件」
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2014/12/13(土) 23:35:47.75 ID:xox+vNXM0
酒場の主人「本当かよ!! いやーこりゃたまげた!! それじゃ、これは俺の奢りだよ! ま、グーっとやってくれ!!」ダンッ!
勇者「いやいや! いいよ金は普通に払うよ!!」
酒場の主人「馬鹿言うねい!! あの『伝説の勇者』様の息子さんからお金なんて取れるかよ!!」
以下略
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2014/12/13(土) 23:36:54.26 ID:xox+vNXM0
あるところに、一人の騎士が居た。
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2014/12/13(土) 23:38:02.31 ID:xox+vNXM0
騎士「マージでやってらんねっつーんだよ、なあ!?」
勇者「わかるわー。マジでお前の言ってることわかるわー」
一時間後、二人は超意気投合していた。
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2014/12/13(土) 23:39:33.86 ID:xox+vNXM0
騎士「それで、勇者は魔王討伐の旅を始めたばかり、と」
勇者「本当はスンゲー嫌だったけど、あのまま国に残るのもマジで嫌だったからね…だからとりあえず旅に出て、のらりくらりと行くつもりだったんだけど……」
勇者「一緒にパーティー組んだ奴らが皆志高くてね……何か予定外にマジな旅になってんすわ……」
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2014/12/13(土) 23:41:05.18 ID:xox+vNXM0
騎士「まあぶっちゃけるとな、最初、俺は家出したんだ。もうこんな所居られるかと、国を捨てた」
騎士「しばらく自由奔放に旅を続けていたんだが、ある日、噂を聞いた」
騎士「俺の国が、魔王軍に滅ぼされたと」
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2014/12/13(土) 23:42:23.97 ID:xox+vNXM0
翌朝―――
武道家「それで、騎士とやらはまだなのか? 勇者」
勇者「一応ここの宿屋の名前伝えて、朝に来いって言っといたんだけど……」
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2014/12/13(土) 23:44:17.87 ID:xox+vNXM0
武道家「ッ!?」
僧侶「ッ!?」
戦士「……!!」
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2014/12/13(土) 23:45:30.88 ID:xox+vNXM0
その言葉が、感情を押し留めていた堰を切った。
戦士は背負った剣の柄に手をかける。
武道家も、露骨な戦闘の構えこそ見せていないが明らかに臨戦態勢だ。
自身と言うより、仲間を侮辱されたことが耐えかねたのだろう。僧侶でさえ、強い敵愾心を持った目で騎士を睨み付けている。
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2014/12/13(土) 23:46:12.74 ID:xox+vNXM0
僧侶「……へあ?」
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2014/12/13(土) 23:48:10.12 ID:xox+vNXM0
騎士「それじゃあ、行くぜ?」
その場の雰囲気などお構いなしに、騎士はその身を低く屈める。
騎士「よーい……ドンッ!!!!」
以下略
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