過去ログ - 勇者「伝説の勇者の息子が勇者とは限らない件」
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99:名無しNIPPER[saga]
2014/12/24(水) 00:10:07.74 ID:agZ8HDU50
 洞窟内―――『精霊の祠』攻略戦。

猿型魔物A「グォォォオオオオオオ!!!!」

勇者「『呪文・火炎』!!」ゴォ!
以下略



100:名無しNIPPER[saga]
2014/12/24(水) 00:11:49.32 ID:agZ8HDU50
 精霊の祠最深部―――
 精霊の力を増幅させるために拵えられた『神殿』の前に、一匹の魔物が佇んでいた。
 風貌は、先ほど何度か撃退した猿型の魔物に酷似している。
 ただ、目の前にいる魔物はその毛色が違っていた。
 この洞窟に数多現れた猿型の魔物の色は、茶色。
以下略



101:名無しNIPPER[saga]
2014/12/24(水) 00:13:48.53 ID:agZ8HDU50
戦士「すばしっこいな…!! 流石に猿の親玉か!!」

 水平に振るった剣の勢いを力ずくで斬り返し、今度は大上段から振り下ろす。
 魔猿は地を蹴り、体勢を戦士の方に向き直しながら跳躍。しかし今度はかわしきれず戦士の刃は魔猿の右肩を切り裂いた。

以下略



102:名無しNIPPER[saga]
2014/12/24(水) 00:16:02.04 ID:agZ8HDU50
魔猿「オ…ノ、レ……!!」

武道家「……ッ!! コイツ、まだ生きて……!!」

勇者「なんて生命力……!!」
以下略



103:名無しNIPPER[saga]
2014/12/24(水) 00:17:37.58 ID:agZ8HDU50
勇者「……って、あれ? 神殿復活してなくね?」

僧侶「そういえば、そうですね。加護の高まりを感じられません」

武道家「まだ祠の中に魔物が残っているのか?」
以下略



104:名無しNIPPER[saga]
2014/12/24(水) 00:19:09.18 ID:agZ8HDU50

 雨が降っている。
 洞窟を抜けたところで、勇者たちは立ち尽くしていた。
 目の前には、一匹の魔物が佇んでいる。

以下略



105:名無しNIPPER[saga]
2014/12/24(水) 00:19:50.38 ID:agZ8HDU50





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106:名無しNIPPER[saga]
2014/12/24(水) 00:22:47.64 ID:agZ8HDU50
獣王「さて、まずは…かつての魔王を退けた『伝説の勇者』から受け継ぎしその力を見せてもらおうか」

 獣王はそう言うと両手を広げ、勇者たちを迎え入れるかのような動作をした。

獣王「初撃、我は貴様らの攻撃を防御せん。存分に力を振るうがいい」
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107:名無しNIPPER[saga]
2014/12/24(水) 00:24:28.03 ID:agZ8HDU50
 つまり獣王の立場からすれば。
 真剣な面持ちをしながら歩み寄って来た二人が突然マッサージを始め。
 気持ちいいと頭を撫でてやったら自ら吹っ飛んで壁に追突し、死んだ振りを始めたのだ。
 ああ、なんて滑稽な。

以下略



108:名無しNIPPER[saga]
2014/12/24(水) 00:25:04.30 ID:agZ8HDU50





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