過去ログ - 吹雪「迎えを待っていたんです」
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33:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/11/10(月) 10:59:37.48 ID:Mqjc4JSzo
「その結果、深海には多くの怨念が渦巻くことになった。澱のようなそれに霊格が浸されたんだ」


「霊格はさっきも言った通り元々は無垢な空っぽの器だ、そこに澱が次々と注ぎ込まれた。そうして出来上がったのが深海棲艦だ」

以下略



34:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/11/10(月) 11:00:20.04 ID:Mqjc4JSzo
悲痛そうに海を見つめる軍人さんの様子を見て、私も海へと目を向けました

ここからは海が近くて、波の音がすぐ傍で聞こえます

あの海の向こう側では、今も深海棲艦が生まれているんでしょう
以下略



35:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/11/10(月) 11:01:15.39 ID:Mqjc4JSzo
それらを知っていてなお海を見据える軍人さんはどう思っているのでしょうか

どうして彼らと戦えるのか、それが少し気になりました


以下略



36:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/11/10(月) 11:01:47.58 ID:Mqjc4JSzo
どうしてこんなに優しい軍人さんが、こうして不器用に笑わないといけないんでしょうか

私にはそれが理不尽に思えて仕方がありませんでした


以下略



37:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/11/10(月) 11:02:21.64 ID:Mqjc4JSzo
「ねぇ、軍人さん。軍人さんは嘘、吐かないんですね」


「どうした急に、そりゃあ信頼を得るために話すんだから嘘なんて吐けないだろ?」

以下略



38:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/11/10(月) 11:02:56.99 ID:Mqjc4JSzo
「でも、軍人さんは嘘を吐かなかった。私はそれがちょっと嬉しいです」


「本心から信頼を得て、一緒に戦いたいって思ってくれてるんですよね」

以下略



39:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/11/10(月) 11:03:26.77 ID:Mqjc4JSzo
「軍人さんは、何も出来なくなんてないですよ」


「私を見つけてくれました、それはきっと軍人さんにしかできなかったはずです」

以下略



40:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/11/10(月) 11:04:05.38 ID:Mqjc4JSzo
私もベンチから立ち上がって海を眺めます

夕暮れの空を映した海面が赤く揺れています


以下略



41:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/11/10(月) 11:04:44.49 ID:Mqjc4JSzo
「軍人さん、艦娘になるには艤装の霊格に選ばれないといけないんですよね」


「そうだな、誰にでもなれるわけではない」

以下略



42:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/11/10(月) 11:06:49.98 ID:Mqjc4JSzo
「―――私が、死んじゃってるからですよね」



軍人さんの目をまっすぐに見つめて、軍人さんも私の事を見つめてくれて
以下略



43:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/11/10(月) 11:10:40.27 ID:Mqjc4JSzo
多分次かその次で終わり
イベントに向けて備蓄頑張りましょう


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