過去ログ - 翔太郎「スマイルプリキュアだと?」
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47: ◆MFa.Ar5xYw[saga]
2014/11/10(月) 18:47:43.21 ID:5NjTgzOY0
ウルフルン・Z「チーターの俊足、モグラの地中移動、蛇の柔軟な筋肉と固い鱗。あらゆる動物の能力を体現する。これが、Zoo(動物園)たる由縁よ」
蛇化した腕でギリギリと両足を絞めつけ動きを封じたまま、ウルフルンはマーチを頭上へと持ち上げると、そのまま力いっぱい地面へ向けて叩きつけた。
キュアマーチ・C「かはっ……」
48: ◆MFa.Ar5xYw[saga]
2014/11/10(月) 18:48:35.34 ID:5NjTgzOY0
ウルフルン・Z「そらそら、どんどん行くぞ!!」
一発、一発がとんでもない激痛。しかも、執拗に足ばかりを狙うためマーチの足の皮膚は抉れ、両の足は徐々に赤いタイツのように鮮やかに染まっていく。回数が五十を超える頃には、マーチの最大の武器である足は凄惨な状態となっていた。
ウルフルン・Z「もうブッ壊れちまったか。チッ、暴れ足りねぇ。次はハッピーとヘボ探偵のとこに遊びに行くか」
49: ◆MFa.Ar5xYw[saga]
2014/11/10(月) 18:49:46.92 ID:5NjTgzOY0
ウルフルン・Z「な、なんだこりゃ!! うおっ!!」
ウルフルンは光に目がくらみ、ハッキリとは見えなかったが、振り下ろした鞭が何かに弾かれたのを感じた。
徐々に光は弱くなり、ウルフルンは発光しているものの正体に気付く。マーチはボロボロの足で震えながらゆっくりと立ち上がると、淡く白い光を放つそれに手を伸ばした。
50: ◆MFa.Ar5xYw[saga]
2014/11/10(月) 18:50:23.35 ID:5NjTgzOY0
鞭は確かに命中したが、手ごたえはない。固く冷たい鉄のような感触。次にその感触は、ウルフルンの腹に衝撃となって叩きつけられた。
ウルフルン・Z「うごぉ!?」
ウルフルンは完全に見誤っていた。マーチの武器は速さを生み出す足でも風の能力でもない。なおという少女が持つ、決して折れない曲がらない鋼鉄の精神
51: ◆MFa.Ar5xYw[saga]
2014/11/10(月) 18:51:22.07 ID:5NjTgzOY0
突如、吹き荒れる激しい風。暴風はやがて竜巻となり、なおを包んでいく。風が静まった時、そこには今までのマーチはいなかった。風の緑に鋼鉄の銀のカラーリング。重厚で長い鉄棍を携えた堂々たる立ち姿は、まさしく風の闘士と呼ぶに相応しいものだった。
キュアマーチ・サイクロンメタル「さあ、お前の罪を数えろ!」
ウルフルン・Z「しゃらくせぇ!! 地球の裏側までブッ飛びやがれぇぇぇ!!」
52: ◆MFa.Ar5xYw[saga]
2014/11/10(月) 18:51:59.70 ID:5NjTgzOY0
マーチが言うとおり、これがウルフルンの全力だった。それでもビクともしない相手となると、最早勝負どころではない。ウルフルンはパワー型の変身を解除し、腕を鳥類の翼に変え、大空へ飛び立った。
ウルフルン・Z「ちぃッ! 忌々しいが一端退くしかねえ!」
キュアマーチ・CM「逃がすもんか!」
53: ◆MFa.Ar5xYw[saga]
2014/11/10(月) 18:53:01.52 ID:5NjTgzOY0
アカオーニ「鬼の金棒の威力、思い知るオニ!」
キュアピース・L「わ、わ、わ、わ!」
アカオーニ「逃げろ逃げろオニ! 止まった瞬間、お前はぺちゃんこオニ!」
54: ◆MFa.Ar5xYw[saga]
2014/11/10(月) 18:53:51.69 ID:5NjTgzOY0
キュアピース・L「だっ、Wのメモリ!? 」
アカオーニ・ウェザー「天候を操る神に等しい力。今こそ見せてやるオニ!」
尋常ならざる禍々しいオーラを放つ巨体がピースを見下ろす。アカオーニ・Wは拳を握り固めると、ピースの脳天目掛けて力いっぱい振り下ろした。
55: ◆MFa.Ar5xYw[saga]
2014/11/10(月) 18:54:43.70 ID:5NjTgzOY0
アカオーニは腕を軽く振るう仕草をすると、激しい風の刃が発生しピースを斬りつけた。
キュアピース・L「きゃああああ!! 痛っ! 痛い!」
今度はパチンと指を鳴らす。すると、ピースの体から炎が舞いあがった。
56: ◆MFa.Ar5xYw[saga]
2014/11/10(月) 18:55:44.49 ID:5NjTgzOY0
不意に聞こえた背後からの声に反応し、アカオーニは振り向く。鼻先すれすれに迫る巨大な剣。間一髪のところで体を横に逸らして避けるが、地面に叩きつけられた刃は軌道を変えて横薙ぎへ。奇襲の連続斬りをアカオーニは右腕で防いだ。
???「悪いが、そのメモリには因縁がある。ここからは俺が相手だ」
アカオーニ・W「いきなり後ろから襲うとは卑怯オニ!」
57: ◆MFa.Ar5xYw[saga]
2014/11/10(月) 18:56:46.37 ID:5NjTgzOY0
アクセル「まずはこの冷気をどうにかするのが先か」
スチーム!
アカオーニ・W「この湯気はなんだオニ!? 前が見えないオニ!」
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