33:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/11/26(水) 00:00:17.68 ID:d2AiLj/l0
水面に浮上するように意識は覚醒し始めた。
どうやらここはエレベーターの中らしい。
ふらつく体を何とか起こし、前方を見遣る。
閉まっているエレベーターの扉には、文字が刻まれていた。
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2014/11/26(水) 00:05:03.20 ID:d2AiLj/l0
「――――――本当に、もう……」
ふらふらと後ずさる。思わず顔を俯かせてしまう。
何かが割れるような、小さな物音が聞こえた。
ゆっくりと顔を上げる。そこには一枚の絵があった。
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2014/11/26(水) 00:08:11.20 ID:d2AiLj/l0
もう少ししっかりと確認してみようと身を乗り出した、その時。
ギョロリ、と向こう側の覗き穴からこちらを覗く眼球が目前に現れた。
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2014/11/26(水) 00:19:25.14 ID:D7GjFq8s0
途中から美琴から御坂に変わってるが何か意味があるのか?
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2014/11/26(水) 00:19:25.36 ID:d2AiLj/l0
『四校合同の借り物競争でしたが、やはりというか期待を裏切らないというか、常盤台中学の圧勝でした。
中でもトップ選手は他と比べて七分以上も差をつけた状態でのゴールという快挙を成し遂げ――――』
実況の声が聞こえる。どうやら借り物競争の時の映像らしい。
38:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/11/26(水) 00:21:37.28 ID:d2AiLj/l0
『いXR゙广曚から。この子gjfe]は・mlkヨue榻ン腮だから。ただmiehiヲ゚ゥb゙ィゥaけよ』
そして、ブツッ――――と映像は唐突に消えた。
「――――――――――…………ああ、やっぱり。そう、なんだ」
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2014/11/26(水) 00:23:42.96 ID:d2AiLj/l0
その場から一歩も動かず、ただ立っているだけ。
あれがその手に持つ刃を一度振るえばたちまち両断されてしまうだろう。
だが動かない。目と鼻の先ほどの距離を巨体が通過していく。
やがてそれは完全に過ぎ去り、曲がり角を曲がってどこかへと去っていった。
40:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/11/26(水) 00:27:26.47 ID:d2AiLj/l0
正面を見据える。
そこには一枚の大きな鏡が取り付けられていた。
その鏡には、何も映っていなかった。
ただそこには文字が刻み込まれているだけだった。
41:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/11/26(水) 00:29:25.57 ID:d2AiLj/l0
『Who are you?』『Who are you?』『Who are you?』『Who are you?』『Who are you?』『Who are you?』
『Who are you?』『Who are you?』『Who are you?』『Who are you?』『Who are you?』『Who are you?』
『Who are you?』『Who are you?』『Who are you?』『Who are you?』『Who are you?』『Who are you?』
42:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/11/26(水) 00:30:21.00 ID:d2AiLj/l0
『後ろを見るのよ』
43:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/11/26(水) 00:31:28.51 ID:d2AiLj/l0
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