過去ログ - 【艦娘による不審船への対応案件】長良「停船セヨ」五十鈴「立チ入リ検査ヲ実施スル」
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◆T7uO1oLoAM
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2014/11/23(日) 21:43:47.00 ID:084IZWFd0
少し電話かけてきます。
5分ほどで再開します。
18
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◆T7uO1oLoAM
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2014/11/23(日) 21:50:42.69 ID:084IZWFd0
2人は海保の包囲網に突入した。
電探を搭載した五十鈴を先頭に、不審船の反応がある方へ疾走する。やがて黒々とした海面に、うっすらと小さな船影が見えた。
「五十鈴、見えた?!」
以下略
19
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◆T7uO1oLoAM
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2014/11/23(日) 21:51:28.45 ID:084IZWFd0
「向こうも気付いたわ!」
五十鈴が叫んだ。
機関砲が炸裂、無数の曳光弾が連なりながら飛来した。2人は身体を揺らすとジグザグに回避する。いくつもの閃光が辺りを掠め、周囲で水柱を上げた。
以下略
20
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◆T7uO1oLoAM
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2014/11/23(日) 21:52:15.25 ID:084IZWFd0
「誘導ミサイルよ!回避して!」
五十鈴は、はっと顔を上げた。
男の背後でバックブラストが噴き上がる。2人は高速で逃れようとした。
以下略
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◆T7uO1oLoAM
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2014/11/23(日) 21:53:04.57 ID:084IZWFd0
漁船はエンジンが停止した後も、しばらくは動いていた。
長良と五十鈴は漁船と並走した。するとその姿がはっきりと見えてくる。
潮風に曝されてくすんだ船体――その至るところに、無数の弾痕が穿たれている。
船尾の対空機関砲はひしゃげて壊れ、辺りで引火した砲弾が煙を上げていた。操作員は間一髪で逃れたのだろうか、その姿は見えない。
以下略
22
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◆T7uO1oLoAM
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2014/11/23(日) 21:53:48.62 ID:084IZWFd0
その時、漁船が爆発した。
高々と炎が上がり、ブリッジを粉々に吹きとばした。その熱波と衝撃波に、2人は顔を覆う。そして目を開けると呆然と立ち尽くした。
デッキは激しく燃え盛り、船体側面には大きな孔が開いている。そこから火の粉と黒煙が吹き出していた。
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23
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◆T7uO1oLoAM
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2014/11/23(日) 21:54:54.09 ID:084IZWFd0
五十鈴は長良と目を合わせた。その真剣な眼差しに、"彼女がなにを考えているのか"長良は直感した。
「…ダメ、危険よ!もし船ごと海中に沈んだら、いくら私達でもただじゃ済まないわ!」
以下略
24
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◆T7uO1oLoAM
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2014/11/23(日) 21:55:39.00 ID:084IZWFd0
「…姉さんの力が必要なの。2人なら…きっと出来る」
五十鈴は顔を寄せると静かに言った。
だが瞳は強い意志を湛えていた。それを目にした時、長良も心を決めた。
以下略
25
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◆T7uO1oLoAM
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2014/11/23(日) 21:56:23.56 ID:084IZWFd0
「姉さん!側面の孔から船内に突入するわ!そのまま傾斜を押え続けて!」
「了解!必ず戻るのよ!」
「合点よ!」
以下略
26
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◆T7uO1oLoAM
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2014/11/23(日) 21:57:04.25 ID:084IZWFd0
「誰か…誰か返事をして―――!!!」
五十鈴は声を張り上げた。その叫びが船内に反響する。誰でもいい。返事をして欲しい。そう願いながら何度も吠えた。その時だった。
――船首の方から声がした。
以下略
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