過去ログ - キョン「ペルソナ!」 アイギス「FESであります!」
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176
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名無しNIPPER
[saga]
2015/01/01(木) 19:54:03.99 ID:t8V4LTxho
『アイギス、どうして……だって、あなたはもう……』
山岸さんの声が、脳内に響き渡る。―――あなたはもう、どうだって言うんだ?
と、アイギスが、閉じていた目を、ぱか。と開いた。
以下略
177
:
名無しNIPPER
[saga]
2015/01/01(木) 19:56:06.11 ID:t8V4LTxho
「アイギスっ……」
伊織が、目を閉じた彼女の名を呼ぶ。
俺は―――脳内で、何度も、アイギスの言葉を、反芻していた。
以下略
178
:
名無しNIPPER
[saga]
2015/01/01(木) 19:58:03.66 ID:t8V4LTxho
ガコン。
闘志を滾らせる俺の視線の先で、そんな音を立てながら、俺の視線の先のシャドウが、頭を天空へと向け、吠えた。
それと同時に、ゆっくりと、その傍らのルーレットが、回転し始める。
以下略
179
:
名無しNIPPER
[saga]
2015/01/01(木) 20:00:04.88 ID:t8V4LTxho
やがて、ルーレットは、何かを思い出したかのように、ピタ。と、回転をやめた。
「ふえええっ!?」
余りにも唐突に止まったため、朝比奈さんの体が、遠心力で外側に引っ張られる。しかし、彼女の体を括っている光の輪が、それを許さない。
以下略
180
:
名無しNIPPER
[saga]
2015/01/01(木) 20:02:03.49 ID:t8V4LTxho
「せめて、あの子だけでも、実体だったらな……」
と、朝比奈さんを見つめ、眉を顰める伊織―――その発言が、俺の中で、何か引っかかった。
以下略
181
:
名無しNIPPER
[saga]
2015/01/01(木) 20:04:02.01 ID:t8V4LTxho
「伊織……召喚器を貸してくれ」
「は? 召喚器?」
以下略
182
:
名無しNIPPER
[saga]
2015/01/01(木) 20:06:04.53 ID:t8V4LTxho
「えっ……は、はえ!?」
続いて、素っ頓狂な声を上げる朝比奈さん。
最高到達点を通過した俺の体は、前へと進みながら、重力に引き寄せられ始めた。俺と朝比奈さんの距離が、見る見るうちに縮まってゆく。チャンスは一瞬だ。俺は両手で握り締めた召喚器の引き金に指をかけ、それを朝比奈さんに向ける。
以下略
183
:
名無しNIPPER
[saga]
2015/01/01(木) 20:08:05.39 ID:t8V4LTxho
「な、何ですか、どうなってるんですかっ!? 助けてぇ、キョン君!」
青い光の中で、困惑する朝比奈さん。ああ、俺も最初は、何が起きているのか分からなかったっけな。
以下略
184
:
名無しNIPPER
[saga]
2015/01/01(木) 20:10:38.62 ID:t8V4LTxho
程なくして、朝比奈さんのペルソナの頭上に、赤い球体が発生した。
球体は、どこぞの元気凝縮エネルギー弾のごとく膨れ上がっていき、やがて、デパートの屋上に昇るアドバルーンほどの大きさとなった。
何かと思った刹那、その光の玉の一部が割け、その隙間から、ギロリと巨大な瞳が現れたではないか。
「何だ、あんなの見たことねえぞ」
以下略
185
:
名無しNIPPER
[saga]
2015/01/01(木) 20:12:09.68 ID:t8V4LTxho
ぽす。
なんとか間に合った。俺の両腕に、びっくりするほど軽い、朝比奈さんの体重が掛かる。
以下略
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