過去ログ - キョン「ペルソナ!」 アイギス「FESであります!」
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181:名無しNIPPER[saga]
2015/01/01(木) 20:04:02.01 ID:t8V4LTxho

「伊織……召喚器を貸してくれ」

「は? 召喚器?」

以下略



182:名無しNIPPER[saga]
2015/01/01(木) 20:06:04.53 ID:t8V4LTxho

「えっ……は、はえ!?」

続いて、素っ頓狂な声を上げる朝比奈さん。
最高到達点を通過した俺の体は、前へと進みながら、重力に引き寄せられ始めた。俺と朝比奈さんの距離が、見る見るうちに縮まってゆく。チャンスは一瞬だ。俺は両手で握り締めた召喚器の引き金に指をかけ、それを朝比奈さんに向ける。
以下略



183:名無しNIPPER[saga]
2015/01/01(木) 20:08:05.39 ID:t8V4LTxho

「な、何ですか、どうなってるんですかっ!? 助けてぇ、キョン君!」

青い光の中で、困惑する朝比奈さん。ああ、俺も最初は、何が起きているのか分からなかったっけな。

以下略



184:名無しNIPPER[saga]
2015/01/01(木) 20:10:38.62 ID:t8V4LTxho
程なくして、朝比奈さんのペルソナの頭上に、赤い球体が発生した。
球体は、どこぞの元気凝縮エネルギー弾のごとく膨れ上がっていき、やがて、デパートの屋上に昇るアドバルーンほどの大きさとなった。
何かと思った刹那、その光の玉の一部が割け、その隙間から、ギロリと巨大な瞳が現れたではないか。

「何だ、あんなの見たことねえぞ」
以下略



185:名無しNIPPER[saga]
2015/01/01(木) 20:12:09.68 ID:t8V4LTxho

ぽす。

なんとか間に合った。俺の両腕に、びっくりするほど軽い、朝比奈さんの体重が掛かる。

以下略



186:名無しNIPPER[saga]
2015/01/01(木) 20:14:04.21 ID:t8V4LTxho



………

以下略



187:名無しNIPPER[saga]
2015/01/01(木) 20:16:03.48 ID:t8V4LTxho

「……もしかして、敵対勢力でもいんの?」

伊織が呟く。
敵対勢力。俺がその単語を聞くと、真っ先に、橘京子たちの団体や、天蓋領域が思い出される。しかし、今回の件にヤツらが関わっているとは……思える根拠もないが、思えない根拠もない。といったところか。
以下略



188:名無しNIPPER[saga]
2015/01/01(木) 20:18:01.39 ID:t8V4LTxho
まず、朝比奈さんと初対面の、月光館学園組の面々に彼女を紹介し、次に、朝比奈さんのこんがらがった頭に、なんとか現状を理解してもらった(理解しきれたのかは分からないが)。
そして、彼女の持つペルソナの特性を、山岸さんに解析してもらい、解説してもらう。

「朝比奈さんのペルソナは、『太陽』、カミルラといって、私と同じ、ナビゲーション専門のペルソナのようです。アナライズの力はかなり高いと思います。多分、鍛えれば、私のユノよりも、正確なサーチが出来るんじゃないでしょうか」

以下略



189:名無しNIPPER[saga]
2015/01/01(木) 20:20:36.93 ID:t8V4LTxho
おそらく、俺たちのサポートで忙しかったんだろうな。
とにかく、あと五分もすれば、この影時間が終わるはずだ。完全に消滅するとは言い切れないが、少なくとも、影時間の檻からは脱出できるだろう。
現実に戻ったら、長門に話を聞いて―――

俺が、珍しくポジティブな思考を働かせていた、その時だった。
以下略



190:名無しNIPPER[saga]
2015/01/01(木) 20:22:18.68 ID:t8V4LTxho

「……無い」

―――と、思いきや。赤い塔を見た後、背後のタルタロスを見上げたところで、固まってしまった。

以下略



191:名無しNIPPER[saga]
2015/01/01(木) 20:24:01.64 ID:t8V4LTxho

「……もしかして、僕らがシャドウを倒したから」

ぽつり。と、天田が呟く。

以下略



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