過去ログ - キョン「ペルソナ!」 アイギス「FESであります!」
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名無しNIPPER
[saga]
2015/01/01(木) 19:44:02.96 ID:t8V4LTxho
「そこを動くなよ……トリスメギストス!」
背後から聞こえた伊織の声は、俺へのものか、剛毅シャドウへのものか。とにかく、伊織の放ったペルソナの刃が、俺の背後から、剛毅の体表へと放たれる。
が、動くなと言われて、動かないやつはいない。迫り来る刃を視認すると、剛毅はあっさり、俺との力比べを切り上げ、迫り来る刃に向かって杖を振るった。
以下略
172
:
名無しNIPPER
[saga]
2015/01/01(木) 19:46:02.31 ID:t8V4LTxho
「うぐっ!」
剛毅が放ったのは、ちょうど、ダンテの薙ぎ払いと似たような、閃光を帯びた斬撃だった。それを、真正面から受け止める伊織。衝撃が、伊織の体を後方へと弾き飛ばす。
すると、必然的に、シャドウの攻撃の矛先は、俺の方へ向けられる。一瞬気負いするが、すぐに払拭し、俺はペルソナを召喚した。―――ここで逃げたら男じゃねえ。
以下略
173
:
名無しNIPPER
[saga]
2015/01/01(木) 19:48:04.43 ID:t8V4LTxho
ごん。
「痛て!」
以下略
174
:
名無しNIPPER
[saga]
2015/01/01(木) 19:50:04.07 ID:t8V4LTxho
アイギスの右手―――その指の先が、ぽろ。と、取れたのだ。
同時に、そこからタタタ。と、タイプライターを打つような音を発せられる。
指先が示している先は、剛毅シャドウ。直後、剛毅がわずかに身を攀じる―――何かしらのダメージが入ったのだ。
そのダメージの源となっているのが、アイギスの指先から発せられた、無数の弾丸であるということに、俺はようやく気づく。
以下略
175
:
名無しNIPPER
[saga]
2015/01/01(木) 19:52:01.15 ID:t8V4LTxho
キュイン。
耳につく音を立てながら、一瞬、アイギスは、背後の俺を振り返った。
そして―――
以下略
176
:
名無しNIPPER
[saga]
2015/01/01(木) 19:54:03.99 ID:t8V4LTxho
『アイギス、どうして……だって、あなたはもう……』
山岸さんの声が、脳内に響き渡る。―――あなたはもう、どうだって言うんだ?
と、アイギスが、閉じていた目を、ぱか。と開いた。
以下略
177
:
名無しNIPPER
[saga]
2015/01/01(木) 19:56:06.11 ID:t8V4LTxho
「アイギスっ……」
伊織が、目を閉じた彼女の名を呼ぶ。
俺は―――脳内で、何度も、アイギスの言葉を、反芻していた。
以下略
178
:
名無しNIPPER
[saga]
2015/01/01(木) 19:58:03.66 ID:t8V4LTxho
ガコン。
闘志を滾らせる俺の視線の先で、そんな音を立てながら、俺の視線の先のシャドウが、頭を天空へと向け、吠えた。
それと同時に、ゆっくりと、その傍らのルーレットが、回転し始める。
以下略
179
:
名無しNIPPER
[saga]
2015/01/01(木) 20:00:04.88 ID:t8V4LTxho
やがて、ルーレットは、何かを思い出したかのように、ピタ。と、回転をやめた。
「ふえええっ!?」
余りにも唐突に止まったため、朝比奈さんの体が、遠心力で外側に引っ張られる。しかし、彼女の体を括っている光の輪が、それを許さない。
以下略
180
:
名無しNIPPER
[saga]
2015/01/01(木) 20:02:03.49 ID:t8V4LTxho
「せめて、あの子だけでも、実体だったらな……」
と、朝比奈さんを見つめ、眉を顰める伊織―――その発言が、俺の中で、何か引っかかった。
以下略
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