過去ログ - キョン「ペルソナ!」 アイギス「FESであります!」
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名無しNIPPER
[saga]
2015/01/01(木) 20:50:01.96 ID:t8V4LTxho
長門の頭上のペルソナが動き出したのは、丁度、朝比奈さんの声が止んだ瞬間だった。
巨大な体を、まるで小さな虫のようにのた打ち回らせ、長門のペルソナが吼える。すると、体の前に光の輪が発生し、それが薄い膜のようなものとなり、長門と、そのペルソナの姿を包み込んだ。
「キョン、やっちまっていいんだな」
以下略
205
:
名無しNIPPER
[saga]
2015/01/01(木) 20:51:03.13 ID:t8V4LTxho
稲妻の音が、モナドの塔内にこだまし、電流が、長門のペルソナを襲った。それを受け、長門が僅かに、体を竦ませる。同時に、長門のペルソナも、痛みに喘ぐように体を捩る。
『あっ、入りました!』落雷の余韻に紛れ、降り注いでくる朝比奈さんの声。
『今なら、長門さんは、その……痺れてます、動けません!』
以下略
206
:
名無しNIPPER
[saga]
2015/01/01(木) 20:52:03.71 ID:t8V4LTxho
『ど、どうしたら―――えっ、あ、山岸さ―――』
と、不意に、天の声が止む。そして、直後
以下略
207
:
名無しNIPPER
[saga]
2015/01/01(木) 20:53:03.16 ID:t8V4LTxho
「今なら行ける……イシス!」
岳羽さんが召喚機を打ち鳴らし、突風とともに、無数の真空の刃が放たれた。ざく、ざくと音を立て、長門のペルソナの体表に傷がついて行く。
以下略
208
:
名無しNIPPER
[saga]
2015/01/01(木) 20:55:08.88 ID:t8V4LTxho
溜まらず、その場にうずくまる。胃の中身をぶちまけそうになるのを、寸でのところで堪える。
なんだ、こりゃ。
「アイ、ギス」
以下略
209
:
名無しNIPPER
[saga]
2015/01/01(木) 20:56:02.15 ID:t8V4LTxho
ちくしょう。これで終わりなのか。
必死の思いで、首だけを起し、俺は長門を見る。
力なく、それでも二本足で立つ長門は、焦点の合わない瞳で、空中を見つめていた―――やっぱり、違う。こいつは、長門じゃあないんだ。
以下略
210
:
名無しNIPPER
[saga]
2015/01/01(木) 20:58:18.47 ID:t8V4LTxho
「ペルソナ!」
以下略
211
:
名無しNIPPER
[saga]
2015/01/01(木) 20:59:03.03 ID:t8V4LTxho
長門は空ろな瞳で、一点を―――俺の目を見つめたまま、ぼんやりとその場に立っている。
その頭上に、体をくねらせる赤い竜。
倒せる。
両足で地面に食らい付き、立ち上がる。体が軽い。自分の思ったとおりの言葉が、口をついて出る。
以下略
212
:
名無しNIPPER
[saga]
2015/01/01(木) 20:59:32.24 ID:t8V4LTxho
「有希!」
俺とほぼ同時に、長門の元にやってくるのは、朝倉だ。
長門の体を抱き起こす役目は、朝倉に譲ってやることにする。
以下略
213
:
名無しNIPPER
[saga]
2015/01/01(木) 21:00:04.57 ID:t8V4LTxho
「あの光の先に、ハルヒが居るんだな」
「そう」
以下略
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