過去ログ - キョン「ペルソナ!」 アイギス「FESであります!」
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205:名無しNIPPER[saga]
2015/01/01(木) 20:51:03.13 ID:t8V4LTxho
稲妻の音が、モナドの塔内にこだまし、電流が、長門のペルソナを襲った。それを受け、長門が僅かに、体を竦ませる。同時に、長門のペルソナも、痛みに喘ぐように体を捩る。

『あっ、入りました!』落雷の余韻に紛れ、降り注いでくる朝比奈さんの声。

『今なら、長門さんは、その……痺れてます、動けません!』
以下略



206:名無しNIPPER[saga]
2015/01/01(木) 20:52:03.71 ID:t8V4LTxho

『ど、どうしたら―――えっ、あ、山岸さ―――』

と、不意に、天の声が止む。そして、直後

以下略



207:名無しNIPPER[saga]
2015/01/01(木) 20:53:03.16 ID:t8V4LTxho

「今なら行ける……イシス!」

岳羽さんが召喚機を打ち鳴らし、突風とともに、無数の真空の刃が放たれた。ざく、ざくと音を立て、長門のペルソナの体表に傷がついて行く。

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208:名無しNIPPER[saga]
2015/01/01(木) 20:55:08.88 ID:t8V4LTxho
溜まらず、その場にうずくまる。胃の中身をぶちまけそうになるのを、寸でのところで堪える。
なんだ、こりゃ。

「アイ、ギス」

以下略



209:名無しNIPPER[saga]
2015/01/01(木) 20:56:02.15 ID:t8V4LTxho

ちくしょう。これで終わりなのか。

必死の思いで、首だけを起し、俺は長門を見る。
力なく、それでも二本足で立つ長門は、焦点の合わない瞳で、空中を見つめていた―――やっぱり、違う。こいつは、長門じゃあないんだ。
以下略



210:名無しNIPPER[saga]
2015/01/01(木) 20:58:18.47 ID:t8V4LTxho


「ペルソナ!」


以下略



211:名無しNIPPER[saga]
2015/01/01(木) 20:59:03.03 ID:t8V4LTxho
長門は空ろな瞳で、一点を―――俺の目を見つめたまま、ぼんやりとその場に立っている。
その頭上に、体をくねらせる赤い竜。

倒せる。
両足で地面に食らい付き、立ち上がる。体が軽い。自分の思ったとおりの言葉が、口をついて出る。
以下略



212:名無しNIPPER[saga]
2015/01/01(木) 20:59:32.24 ID:t8V4LTxho

「有希!」

俺とほぼ同時に、長門の元にやってくるのは、朝倉だ。
長門の体を抱き起こす役目は、朝倉に譲ってやることにする。
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213:名無しNIPPER[saga]
2015/01/01(木) 21:00:04.57 ID:t8V4LTxho

「あの光の先に、ハルヒが居るんだな」

「そう」

以下略



214:名無しNIPPER[saga]
2015/01/01(木) 21:01:01.28 ID:t8V4LTxho

「キョン、その子は……」

言葉を濁らせながら、伊織が言う。

以下略



215:名無しNIPPER[saga]
2015/01/01(木) 21:02:09.58 ID:t8V4LTxho


「最初に、この塔に来たのは、いつだったかしら。もう、随分ここに居るから、どれぐらい前だかわからなくなっちゃったわ」


以下略



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