41: ◆EhtsT9zeko[saga]
2015/03/17(火) 02:25:56.92 ID:CqIKSWGFo
「レナ」
42: ◆EhtsT9zeko[saga]
2015/03/17(火) 02:26:25.87 ID:CqIKSWGFo
「もしもし…」
「あ、レナ?私。テオくん、って言ったっけ?だいぶ落ち着いたよ」
43: ◆EhtsT9zeko[saga]
2015/03/17(火) 02:26:54.46 ID:CqIKSWGFo
「まぁ、そう言うなって。あぁ、それより、例の件だろ?」
「そう。なんとかなりそう?」
44: ◆EhtsT9zeko[saga]
2015/03/17(火) 02:27:22.07 ID:CqIKSWGFo
「ん、レナ、どうしたの?」
カレンが、不思議そうな声色で聞いてくる。いっそ、話をしてしまおうか…一瞬、そんな思いが頭をよぎる。
45: ◆EhtsT9zeko[saga]
2015/03/17(火) 02:27:49.25 ID:CqIKSWGFo
それから、少しもしない内に玄関のチャイムがなる音がして、昼間の男女二人がペンションに戻ってきた。
46: ◆EhtsT9zeko[saga]
2015/03/17(火) 02:28:25.03 ID:CqIKSWGFo
それから私はお茶のセットを出してきて、ソフィアと一緒に夕食の準備に戻った。
今日のメニューは鶏のテリヤキとエスニックな香辛料を使ったスープに、ライスと細かく切った野菜を炒めて味を付けたチャイニーズリゾットだ。
47: ◆EhtsT9zeko[saga]
2015/03/17(火) 02:29:04.46 ID:CqIKSWGFo
「アフリカなんかでも騒いでるって話もありますし、なんというか、連邦の業は深いですよ」
カルロスはそんなことを言ってため息を吐く。
48: ◆EhtsT9zeko[saga]
2015/03/17(火) 02:29:36.13 ID:CqIKSWGFo
「そうそう、今日のお肉に掛かってたソースも絶品でした!あれは、どこのソースなんですか?」
「ん、あれは、ニホンってところらしいよ」
49: ◆EhtsT9zeko[saga]
2015/03/17(火) 02:30:04.67 ID:CqIKSWGFo
私は、夜の住宅地を車で走っていた。目指しているのは、テオが入っている病院。
50: ◆EhtsT9zeko[saga]
2015/03/17(火) 02:30:30.89 ID:CqIKSWGFo
アヤはあんなにカレンを信頼して、カレンとの関係を大切にして、そして一緒に居ることを、言葉を交わすことを楽しんでいる。
私はアヤから、そんな大切な人達を奪うわけにはいかない。もうこれ以上、アヤや連邦の人達から、家族を…大切な存在を奪いたくないんだ。
51: ◆EhtsT9zeko[saga]
2015/03/17(火) 02:31:00.03 ID:CqIKSWGFo
「お皿洗い手伝ってくれたときに、自家だって思っていいよ、って話したの、覚えてる?」
「え…?あ、あぁ、うん。嬉しかったから覚えてるけど…それがどうかしたの…?」
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