過去ログ - 怜「うちと一緒に夢の国行かへんか?」
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1: ◆yHSiLEH7lA[saga]
2015/02/13(金) 10:13:13.58 ID:iGmpNCDWo
■プロローグ

やはり怜と共に旅したあの一夜の大冒険は、単なる夢ではなかったのだ!

幾度の挑戦の果て、ついに再び瑰麗な空中の都に足を着けるに至ったのがその証拠。

朱鷺色の大理石も青白い肌をした住人たちも目の前に確かに存在しているし、華麗に彩色された空飛ぶガレー船は先ほど乗ってきたばかりだ。

見晴るかす雲海と、この地においては地下にあたる雲の下より覗く下界の景色の美麗さは、以前に訪れたときとなんら変わっていない。

「やっと、ここまで来れた。やっぱり夢なんかやなかったんや……」感激のあまり涙がほほを伝う。

この事実を今すぐ怜に伝えたい。そう思った。

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2: ◆yHSiLEH7lA[saga]
2015/02/13(金) 10:14:00.69 ID:iGmpNCDWo
■1.幽体離脱

昨晩飲んだココアによるものだろうか。突然の尿意に目が覚めた。

窓の外はまだ暗い。時計は見なかったがおそらく二時か三時くらいだろう。早く用を済ませて夢の続きを見よう。
以下略



3: ◆yHSiLEH7lA[saga]
2015/02/13(金) 10:15:38.33 ID:iGmpNCDWo
「はーっ、びっくりしたー!」

「ごめんごめん。でも呼んだんは竜華やで」

「呼んだわけやないんやけどな」
以下略



4: ◆yHSiLEH7lA[saga]
2015/02/13(金) 10:16:34.33 ID:iGmpNCDWo
一旦ここまで


5:名無しNIPPER[sage]
2015/02/13(金) 11:31:38.17 ID:Q1l8+IbqO
一旦乙


6:名無しNIPPER[sage]
2015/02/13(金) 19:54:04.53 ID:1AvN6TEao
京太郎は?
京太郎主人公じゃないならVIPでやることになってるから削除依頼してVIPでやれ


7:名無しNIPPER[sage]
2015/02/13(金) 20:52:02.54 ID:fNqYGySsO
怜が体脱はシャレにならんで


8: ◆yHSiLEH7lA[saga]
2015/02/14(土) 00:44:23.47 ID:onL5ryZJo
「わあっ!」

突然、見えない力が働き、私はベッドで眠っている本体へと引き寄せられた。

反射的にそれに抗う。
以下略



9: ◆yHSiLEH7lA[saga]
2015/02/14(土) 00:46:18.85 ID:onL5ryZJo
「どういうこと?」

「本当に魂が抜けてるんやのうて、魂が抜ける明晰夢を見てる状態かもしれんいうことや。明晰夢っていうのは意識がはっきりしてる夢のことな」

「――?」私は訳がわからずますます困惑した。
以下略



10: ◆yHSiLEH7lA[saga]
2015/02/14(土) 00:47:00.45 ID:onL5ryZJo
「まあ話を戻すと、体に戻ろ思たらいつでも戻れるから大丈夫や」

「そか。なら安心やわ。怜のこと信用してるしな」

「嬉しいこと言ってくれるなあ。よっしゃ、先輩として色々教えたるわ」
以下略



11: ◆yHSiLEH7lA[saga]
2015/02/14(土) 00:50:04.96 ID:onL5ryZJo
「これからどうするん?」怜による講習を終えたあと私は尋ねた。

「着いてきて。この前おもろいもん見つけてん」

怜に着いていって見たものは、地下へと続く階段だった。
以下略



12: ◆yHSiLEH7lA[saga]
2015/02/14(土) 00:53:09.31 ID:onL5ryZJo
「〈夢見人〉……」私は怜の言葉を繰り返した。

「うちは体外離脱者(リダンツァー)こそがその〈夢見人〉やないかと考えとるんや」

「はえ〜、世の中は知らんことだらけやなあ。〈夢見人〉って結構いるもんなん?」
以下略



13: ◆yHSiLEH7lA[saga]
2015/02/14(土) 00:56:18.17 ID:onL5ryZJo
ここまでだじぇ!
ねる!


14:名無しNIPPER[sage]
2015/02/14(土) 07:05:57.95 ID:OG6F0hvYo
おつー


15:名無しNIPPER[sage]
2015/02/14(土) 08:10:56.37 ID:wLVt+l4FO
乙だじぇ!


16: ◆yHSiLEH7lA[saga]
2015/02/14(土) 14:44:37.60 ID:onL5ryZJo
■2.夢の国

「ふぅー、緊張したなー!」怜に話しかけたのは、焔の洞窟を後にして更に百段ほど階段を降りたころだった。

「神官に会うなんて初めてやからな。ナシュトさんとカマン=ターさん。立派な顎髭やったなー」
以下略



17: ◆yHSiLEH7lA[saga]
2015/02/14(土) 14:45:41.41 ID:onL5ryZJo
会話に夢中になり時間を忘れかけたころ、〈深き眠りの門〉に辿り着き、潜り抜けるに至った。

門を抜けた先は草木が生い茂る森の中であった。魔法の森と呼ぶらしい。

森の奥に進みスカイ河に辿り着くまでの間、ズーグ族の名状しがたい鳴き声を幾度か耳にしたが、姿を見せることはなかった。
以下略



18: ◆yHSiLEH7lA[saga]
2015/02/14(土) 14:46:23.97 ID:onL5ryZJo
「でも夢の国では猫のほうがある意味怖いんやで」

「どういうこと?」

怜はスカイ河の水が流れていく方向を指差した。「この河を下っていくとウルタールっちゅう村に着くんやけどな、その村で猫をいじめたら大変なことになんねん」
以下略



19: ◆yHSiLEH7lA[saga]
2015/02/14(土) 14:48:09.02 ID:onL5ryZJo
あんまり投稿すると書きためがなくなるのでここまで
のんびり行きます


20:名無しNIPPER[sage]
2015/02/15(日) 00:51:23.27 ID:NRjDGF71o
夢の国、ねえ



21:名無しNIPPER[sage]
2015/02/17(火) 21:35:38.72 ID:WGnc3Uis0
夢の国を探す君の名を誰もが心に刻むまで


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