過去ログ - 「お前はドライブが嫌いだったよな」
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28: ◆nlCx7YJs2Q[saga]
2015/02/18(水) 00:42:22.91 ID:VrQgeoJco


「お前は俺が辛くて苦しい時いつもそばにいた。お前は俺が辛くて苦しいことが解ってるんだ。けどそれは、それは」


以下略



29: ◆nlCx7YJs2Q[saga]
2015/02/18(水) 00:43:23.39 ID:VrQgeoJco


「そんなことは承知で、それでもお前を苦しませたくない、そして同時に死なせたくない。どっちも本末転倒で、最悪の手段かもしれない、でも事の道理なんて関係ない。そもそも道理なんて感情を納得させるものだ」


以下略



30: ◆nlCx7YJs2Q[saga]
2015/02/18(水) 00:56:59.06 ID:VrQgeoJco


 車道の脇に停車し大声を上げて泣いた。

 とめどなく流れる涙は眼を見えなくした。煮えたぎった湯の中につけられたように沸いた頭は激痛が走り、今まで出したこともないような声で喚き散らした。
以下略



31: ◆nlCx7YJs2Q[saga]
2015/02/18(水) 00:58:05.57 ID:VrQgeoJco


今日はここまで。


32:名無しNIPPER[sage]
2015/02/18(水) 12:50:40.02 ID:JpPZdwSFo
なける


33:名無しNIPPER[sage]
2015/02/18(水) 22:22:04.70 ID:3Li4Xbtg0
何か俺の隣に愛犬がすり寄ってくるんだが……


34: ◆nlCx7YJs2Q[saga]
2015/02/20(金) 00:22:57.88 ID:OHZk4XxVo


**********


以下略



35: ◆nlCx7YJs2Q[saga]
2015/02/20(金) 00:24:27.53 ID:OHZk4XxVo

 火葬の準備には時間がかかるらしく、残された僅かな時間という言葉が浮かび、同時に吐き捨てた。
もう時間などとうに無くなっていたのだ。


以下略



36: ◆nlCx7YJs2Q[saga]
2015/02/20(金) 00:25:54.17 ID:OHZk4XxVo


 焼き場は屋外にあり、窓らしい窓も無く、なんだか公衆トイレのような格好をしていたが、内装の違いは明らかで、病院で見かけるストレッチャーのような台を認め、箱のまま彼女を抱いたまま俺は凍った。


以下略



37: ◆nlCx7YJs2Q[saga]
2015/02/20(金) 00:27:01.32 ID:OHZk4XxVo


 俺は決めた。ちゃんと見送ると、最後まで一緒にいると決めておきながら、そうできなかった、今度こそ間違いは犯さない。彼女を送ると。


以下略



38: ◆nlCx7YJs2Q[saga]
2015/02/20(金) 00:28:10.12 ID:OHZk4XxVo




**********
以下略



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