19:名無しNIPPER[sage]
2015/02/20(金) 02:56:35.39 ID:Uwou00O5O
 続きはよ 
20:名無しNIPPER[saga]
2015/02/20(金) 03:00:03.06 ID:YN4vLNeW0
  
 ―唇が。 
  
 指先が。 
  
21:名無しNIPPER[saga]
2015/02/20(金) 03:02:14.17 ID:YN4vLNeW0
  
 菫「さて…明日の決勝の相手についてだが…」 
  
  
 消えてしまいたくなるディスカッション。 
22:名無しNIPPER[saga]
2015/02/20(金) 03:04:51.93 ID:YN4vLNeW0
  
 そして、二回目。今、この時。咲は去年のMVPがいる龍門渕を破ってまで、長野代表になった。 
  
 幾多のシード校も破りつつ、ここまでやって来た。 
  
23:名無しNIPPER[saga]
2015/02/20(金) 03:06:32.95 ID:YN4vLNeW0
  
 照「それくらい菫の癖も簡単に見つかれば良いのにね」 
  
 菫「おい…」 
  
24:名無しNIPPER[saga]
2015/02/20(金) 03:08:11.51 ID:YN4vLNeW0
  
 あの夜、大人たちの秘め事を見てしまった夜。 
  
 本当は、ドアを開ける前に気付いていた。あそこで何が起こっているのかを。 
  
25:名無しNIPPER[saga]
2015/02/20(金) 03:10:10.27 ID:YN4vLNeW0
  
 確かに姉妹としての関係から飛躍した後に、合図として咲の布団に潜り込み続けたのは私だ。 
  
 だが、これだけは言える。 
  
26:名無しNIPPER[saga]
2015/02/20(金) 03:12:07.53 ID:YN4vLNeW0
  
 何とかみなもに気付かれる事なくその日をやり過ごす事は出来たが、咲との関係は続いた。 
  
 いや、もしかしたら気付かれていたのかもしれない。みなもも賢い子だったから。 
  
27:名無しNIPPER[saga]
2015/02/20(金) 03:14:15.31 ID:YN4vLNeW0
  
 母の提案は、母と共にこの家を離れ、東京で麻雀に打ち込む。ということだった。 
  
  
 「麻雀に打ち込むのは構わないけど、どうして咲とお父さんを…」 
28:名無しNIPPER[saga]
2015/02/20(金) 03:16:18.19 ID:YN4vLNeW0
  
 しかし、みなもが再びうちに来たあの日。咲は確かに私のことについて軽く答えたみなもに突っかかってきた。 
  
 みなもが知るべきでない事実を明かしそうになった。だから私は、断腸の思いで咲を叩いた。そこまでは覚えている。 
  
29:名無しNIPPER[saga]
2015/02/20(金) 03:18:16.33 ID:YN4vLNeW0
  
 翌日。こうなることを分かっていたかのように用意されていた車に私は乗り込もうとした。 
  
 咲を置いていくことに勿論未練はあるが、こうでもしないと私だけでなく、咲もダメになる。 
  
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