過去ログ - 海未「しーのうみー」
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17:名無しNIPPER[sage saga]
2015/03/12(木) 20:15:13.33 ID:PfDWjKojO
ちなみに今更だけど、どうしてこれを「ですます」調で書いているかというと

あれです、これは海未ちゃんの真似

海未ちゃんの真似して書いてみたらなんか海未ちゃんの気持ちがこんな馬鹿な穂乃果にもちょっとはわかるのかなぁって思って
以下略



18:名無しNIPPER[sage saga]
2015/03/12(木) 20:16:24.94 ID:PfDWjKojO
うみに着くと、季節のせいなのかその海岸にはだぁーーれもいませんでした

ザバザバと波が返しては寄せるっていう表現をよくされてるように動いていて、
所々には海水っぽいものが打ち上げられてたり、
夏の名残なのか、缶ジュースの空き缶とかが埋まってたり、
以下略



19:名無しNIPPER
2015/03/12(木) 20:25:22.34 ID:PfDWjKojO
しばらく海未ちゃんが歩いていくのについていきました

耳には左側からザバザバとした音が響いていて、ちょっと心地よかったけど
冬の海風がコートを着ていてもその布の隙間から入り込んでくるようで
次第に肌がピリピリとしているような気がしました
以下略



20:名無しNIPPER[sage saga]
2015/03/12(木) 20:26:23.60 ID:PfDWjKojO
ゆっくりとゆっくりとうみと接している太陽の下の部分がブニブニと歪んでいきます
うみは太陽の輝きすらその深くて冷たいうみの底に吸い込ませてしまっていて
沈んでしまった太陽はまるで腐った果実みたいに見えました

[海未]『......沈みますね、太陽』
以下略



21:名無しNIPPER[sage saga]
2015/03/12(木) 20:29:54.68 ID:PfDWjKojO
穂乃果「太陽......完全に沈んじゃったね」

[海未]『......』

気づけば辺りは相当暗くなっていて、スカートの布越しに砂の冷たさが皮膚に伝わっていました
以下略



22:名無しNIPPER[sage saga]
2015/03/12(木) 20:31:34.71 ID:PfDWjKojO
穂乃果「えっ!? ちょっと、う、うみちゃん!? ど、どしたの!? えっ!? ま、まってよ......。 まっ、待ってよ!?」

慌ててうみちゃんを追いかけます
が、砂浜はやっぱり走りづらくてマキバオーのようにうまくスピードに乗れません

以下略



23:名無しNIPPER[sage saga]
2015/03/12(木) 20:32:17.73 ID:PfDWjKojO
ようやく波打ち際にまで来て、少しだけ躊躇しました
ローファーの足先を試しに海水に浸してみます
ジンとすぐさま足先が凍るような冷たさに覆われました

穂乃果「ええっ、いや、ちょっとさぁもう!! 穂乃果冷え性なの知ってるでしょ!?うみちゃん!! 冷え性なの知ってるからそんなことするの!!? 穂乃果のこと、試してるのっ!? ねぇ、うみちゃんってばぁああああ!?」
以下略



24:名無しNIPPER[sage saga]
2015/03/12(木) 20:36:20.53 ID:PfDWjKojO
海水の冷たさだとか、今が冬だとか、これが制服だとか、替えの服持っていないとか、さっきケータイ砂浜に放り投げたままだとか、帰りの電車のことだとか

そんなことがシュンと頭の中から消え去って


以下略



25:名無しNIPPER[sage saga]
2015/03/12(木) 20:38:15.08 ID:PfDWjKojO
穂乃果「全然、よくないよぉ!! こんなの、よくないよぉ!! いい加減にしてよ海未ちゃん!!!」

[海未]『......ほ、穂乃果?』

穂乃果「ねぇ、綺麗に終われるって言ったけどそれならどうして穂乃果を連れてきたの?! ねぇ!! どうして!? 綺麗に終わりたいなら1人でひっそり来たなら確実だったんじゃないの!?」
以下略



26:名無しNIPPER[sage saga]
2015/03/12(木) 20:40:30.24 ID:PfDWjKojO
穂乃果「うう、こうやって話ししてても全然前に進む力、抜いてくれないとか、もう海未ちゃん、穂乃果笑えてくるよ......あははは......もうさ、ファイトだよなんて言ってる場合じゃないね」

穂乃果「海未ちゃん、今回だけセリフ借りるね? ......ぐすっ」

[海未]『......セリフを借りるって?』
以下略



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