過去ログ - 咲「誰よりも強く。それが、私が麻雀をする理由だよ」
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928: ◆JzBFpWM762[sage]
2015/12/27(日) 17:30:49.51 ID:o1tPeAmlO
次から話が本題に入りますが年内の更新は厳しい、一月始めくらい目指して書いてます

後すみません
無駄に関連匂わせる表現してしまったので中学先輩の「大阪に帰る〜」などの「大阪」を「関西」に変換しといて下さい
1が関西出身で喋らせやすかっただけの関西弁キャラです紛らわしい事してしまった


929: ◆JzBFpWM762[sage]
2016/01/03(日) 21:50:01.36 ID:JBG2pq10o


薄暮の時間。青白く染まった空の地平線に太陽が暮れなずんでいる。

こんな時分にはしじまが似合う。ノートや教材の紙面を走るシャーペン――メカニカルペンシルの音のほかに目立った物音を立てるもののない静かな部屋で、勉強机に向き合いながら咲は外の景色に目もくれず思いをよぎらせる。
以下略



930: ◆JzBFpWM762[sage]
2016/01/03(日) 21:51:10.46 ID:JBG2pq10o
『……そう。私にも言えない、と』

『怒ってる?』

『怒ってはいない。ただ驚いてはいる』
以下略



931: ◆JzBFpWM762[sage]
2016/01/03(日) 21:51:52.76 ID:JBG2pq10o
『私が貴女に命じることがあるとすれば一つ。報告の電話の習慣だけは欠かさないこと』

『うん。わかった』

そこに関しては二つ返事だった。迷う必要がない。
以下略



932: ◆JzBFpWM762[sage]
2016/01/03(日) 21:52:39.53 ID:JBG2pq10o
――――ガタンッ。

意識の端でその音を捉える。この室内で立った物音ではない。室外、それも窓の外ではなく建物の中、マンションの玄関の方向から聞こえてきたもの。目立つ音だった。

――あ。ちっ、しまっ――。
以下略



933: ◆JzBFpWM762[sage]
2016/01/03(日) 21:53:41.25 ID:JBG2pq10o
そのとき。

「うん……?」

虫の羽音のような振動音が、ネリーの脚にぴったりとフィットしたレギンス、そのポケットの辺りからあがる。怪訝そうにしたネリーも声をあげた。
以下略



934: ◆JzBFpWM762[sage]
2016/01/03(日) 21:55:26.63 ID:JBG2pq10o
「でもサキ、ほんとによかったの?」

手を繋いでから暫し無言で歩いていると急に尋ねられる。咲は苦笑した。

「うん……時間は大丈夫だし」
以下略



935: ◆JzBFpWM762[sage]
2016/01/03(日) 21:56:22.37 ID:JBG2pq10o
「んー、小さめのファッションビル……ゲームセンターとかもテナントに入ってるとこで待ち合わせらしいけど」

少し前の出来事に思いを馳せているとネリーから返事がきた。人込みに巻き込まれないよう注意もしないといけないから会話しても顔は前を向いたままだ。

「ファッションビル……」
以下略



936: ◆JzBFpWM762[sage]
2016/01/03(日) 21:56:50.86 ID:JBG2pq10o
「あー……ファッションビル、どこらへんにあるのかな……?」

悩んだ結果、話題を戻した。

「もうすぐだよ。目の前だから」
以下略



937: ◆JzBFpWM762[saga]
2016/01/03(日) 21:58:55.76 ID:JBG2pq10o
あ、ミスったsage外してないしsagaもついてなかった

短いけどせっかく正月なので投下しました、あけましておめでとうございます
ここまでです


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