過去ログ - 誠子「釣れないなぁ…」京太郎「お隣宜しいですか?」
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11:名無しNIPPER[sage saga]
2015/03/22(日) 19:00:38.45 ID:27cxWrl80
誠子「大丈夫だよ。全然痛くないから、だから、練習を続けよう?」

尭深「誠子ちゃん。私の為に…ごめんね…」

誠子「尭深が謝ることないさ。ささ、卓へ着こう」
以下略



12:訂正:×久保 ○コーチ[sage saga]
2015/03/22(日) 19:01:35.42 ID:27cxWrl80
誠子「ねえ、尭深。朝から様子が変だけど、一体どうしたの?もしかしたら、この悪戯に心当たりがあるんじゃない?」

と尋くと、渋谷は潤んだ瞳をしながら、

尭深「実は…」
以下略



13:名無しNIPPER[sage saga]
2015/03/22(日) 19:03:17.26 ID:27cxWrl80
誠子「渋谷に聞きました。あなたは昨日、渋谷に宮永先輩のチーム入りを条件に関係を迫ったようですね?」

コーチ「チッ…あのネクラお茶汲みめ…」

誠子「すべて渋谷が話してくれました。それを断ったことも、それなのにあなたは事もあろうに渋谷に逆恨みしてあのような嫌がらせを行なったんじゃないですか?」
以下略



14:名無しNIPPER[sage saga]
2015/03/22(日) 19:04:12.90 ID:27cxWrl80
重いバールを振り上げる動作で、コーチの体が僅かにぐらつき隙が出来た。

その隙を突いて、久保へと渾身の体当たりを喰らわしたのだ。

コーチ「グワァァ!!」
以下略



15:名無しNIPPER[sage saga]
2015/03/22(日) 19:06:15.77 ID:27cxWrl80
バールを持った亦野と、血だまりの中に倒れる新コーチ。

当然、渋谷尭深は自分の為にこんな状況に陥ったと考え、大変心を痛めた。

尭深(これはきっと誠子ちゃんがやったんだ…)
以下略



16:名無しNIPPER[sage saga]
2015/03/22(日) 19:07:08.52 ID:27cxWrl80
先ず、血で汚れた部屋を二人で綺麗にした。

普段から放課後二人で掃除をやっていたので誰も怪しむ者はいなかった。

そして、遺体を黒いゴミ袋にで覆い隠し、亦野が借りて来たリヤカーで運ぶことにした。
以下略



17:名無しNIPPER[sage saga]
2015/03/22(日) 19:09:01.88 ID:27cxWrl80
いずれ本格的に警察が捜査に乗り出せば、二人の幼稚な隠蔽工作など、すぐにバレてしまうかもしれない。

生きている心地がしない、というのは殺した亦野はもちろん、それを庇った渋谷も同じであった。

二人は、いつくるかもしれない裁きの時を思い、子鹿のように怯えて生活していたのであった。
以下略



18:名無しNIPPER[sage saga]
2015/03/22(日) 19:10:00.57 ID:27cxWrl80
誠子「!?」

寒風が、肌に痛かった。

まだまだ寒い盛の時期である。
以下略



19:名無しNIPPER[sage saga]
2015/03/22(日) 19:11:42.33 ID:27cxWrl80
そして、巻き込んでしまった渋谷を守る為なら、どこまでも血生臭い道を駈け抜ける覚悟もあった。

だから亦野にとって、間の前の危険を排除するのは、朝起きて髪の癖を直すのと同じように、生活の延長線上にあるものとなんら変わりはなかったのだ。

誠子「どこまで、知ってるんですかね…」
以下略



20:名無しNIPPER[sage saga]
2015/03/22(日) 19:13:11.15 ID:27cxWrl80
京太郎「ええ…俺と契約して殺し屋になってくれませんか?」

そこで、亦野は須賀から殺し屋になることを持ちかけられたのである。

根拠はないが須賀の背後には何か組織立った物が蠢動しているような気がした。
以下略



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