過去ログ - 佐々木「一つ、お願いがあるんだ」
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95:名無しNIPPER[saga]
2015/03/29(日) 00:31:04.73 ID:IwlMUGAtO
そんなバカな。なりふり構わずページをめくる。あいつが写ってるものは他にもあったはずだ。
だが、元々載っていたはずの俺と二人で撮られた写真が、よくわからない奴のものに変わっていた。
96:名無しNIPPER[saga]
2015/03/29(日) 00:33:14.52 ID:IwlMUGAtO
朝日が完全に昇ってから、時間の許す限り中学の同級生に連絡した。
だが、その誰もが俺の期待するものを答えてはくれなかった。
97:名無しNIPPER[saga]
2015/03/29(日) 00:34:11.31 ID:IwlMUGAtO
部活終了後、長門の家に集まった3人に対して俺が体験してきたことを可能な限り伝えた。
長門は別にしても、古泉も朝比奈さんも、絶妙な合いの手とリアクションをしてくれるので、
98:名無しNIPPER[saga]
2015/03/29(日) 00:39:12.55 ID:IwlMUGAtO
な、何だこの食い違いは。まさかこの世界は古泉曰くの、あー、世界Aだったか? それですらないのか?
「あなたの言うことが正しければ僕たちが存在しているこの世界は、
99:名無しNIPPER[saga]
2015/03/29(日) 00:41:44.81 ID:IwlMUGAtO
「あ、あるとしたら佐々木さんが生まれた年でしょうけど……、
三年前の時間振動が時間平面の断層になっていて、それ以前に遡ることは出来ないんです」
100:名無しNIPPER[saga]
2015/03/29(日) 00:42:48.16 ID:IwlMUGAtO
甘く考えすぎだった。
佐々木は本当に心から自分が消えることを望んだのだ。
101:名無しNIPPER[saga]
2015/03/29(日) 00:43:42.44 ID:IwlMUGAtO
何の糸口も見つからないまま時間だけが無為に過ぎて行く。
さらに悪いことにSOS団の中で自分が孤立しているように感じていた。
102:名無しNIPPER[saga]
2015/03/29(日) 00:45:31.90 ID:IwlMUGAtO
花粉の本格飛散が伝えられ始めた頃、ぼんやりしていると不意にあることに気がつき古泉に問いかけた。
「なあ、そろそろ部誌製作する頃合いじゃなかったか? ハルヒも暇してるだろうし」
103:名無しNIPPER[saga]
2015/03/29(日) 00:52:31.11 ID:IwlMUGAtO
即日、俺は生徒会から呼び出しを食らい、知った通りの紆余曲折の末にSOS団の部誌製作が決まった。
俺は別に、ハルヒに直接そうしようと提案すれば済む話だと思ったのだが、
104:名無しNIPPER[saga]
2015/03/29(日) 00:54:02.11 ID:IwlMUGAtO
「これ、読んでみてくれ」
昼休みのうちに人数分刷っておいたものをみんなに手渡しながら、
105:名無しNIPPER[saga]
2015/03/29(日) 00:55:00.49 ID:IwlMUGAtO
俺はひとり手持無沙汰であったのでネットサーフィンしつつ微睡みつつしていたのだが、
日もだいぶ傾いたころ、長門、古泉、ハルヒ、朝比奈さんの順に読み終わったようで、
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