過去ログ - モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part12
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◆EBFgUqOyPQ
[saga sage]
2015/12/08(火) 00:44:46.53 ID:OBJgOl+No
「『カーリー』といえば知っているかな?」
カーリー、と言われてアーニャはエトランゼのメニューの一つを連想したが、自身で即座に否定する。
少し脳内を巡らせてみるがやはりその名に覚えはない。
以下略
500
:
◆EBFgUqOyPQ
[saga sage]
2015/12/08(火) 00:45:27.28 ID:OBJgOl+No
だが次は、こんな失態は犯さないとアーニャは誓う。
(次は……負けません)
以下略
501
:
◆EBFgUqOyPQ
[saga sage]
2015/12/08(火) 00:46:10.65 ID:OBJgOl+No
それだけでも無視できない、とても危険な存在であることがアーニャにはわかる。
だがそれを社長は言下に放っておけと言うのだ。
あんな猛獣よりも危険な女を放置しておくということが、アーニャには理解の範疇を超えていた。
以下略
502
:
◆EBFgUqOyPQ
[saga sage]
2015/12/08(火) 00:47:03.15 ID:OBJgOl+No
その感情は、かつてのアーニャならば絶対に考えない発想であったのに。
それは彼女の成長であったのだが、同時にかつてあった『兵士』としての利点を奪っていた。
なまじ戦えるだけの力があるだけに、その心はねじれを生む。
以下略
503
:
◆EBFgUqOyPQ
[saga sage]
2015/12/08(火) 00:47:40.80 ID:OBJgOl+No
そして社長が言い渡す処置はアーニャにとっても安易に予想できること。それは決して納得のいくということではない。
もっとも避けたいことが故に、最も容易く予想ができるのだ。
彼女は齢15にもなる少女であるが、自由意志を持つアナスタシアと言う存在は赤子同然であり、それでいて持っているものが限られていた。
以下略
504
:
◆EBFgUqOyPQ
[saga sage]
2015/12/08(火) 00:48:27.04 ID:OBJgOl+No
「ダー……そうですね。
しばらくお休み、します」
以下略
505
:
◆EBFgUqOyPQ
[saga sage]
2015/12/08(火) 00:49:17.78 ID:OBJgOl+No
「だ、大丈夫か?アーニャ」
そんな様子のアーニャに誰も声をかけないわけにはいかない。
心配するような目で一番最初にアーニャに近づいたのはピィであった。
以下略
506
:
◆EBFgUqOyPQ
[saga sage]
2015/12/08(火) 00:49:59.49 ID:OBJgOl+No
「……お休み、もらいました」
「お休み?」
以下略
507
:
◆EBFgUqOyPQ
[saga sage]
2015/12/08(火) 00:51:04.04 ID:OBJgOl+No
アーニャは未だ無理のある表情ではあったが、ピィやちひろにはこれ以上どうすることもできなかった。
彼女がヒーローをするのは、自分がみんなを守れる力を持っていて、それでみんなを守りたいと思ったから。
15年生きてきて、初めて抱いた願望であり、それが心の主柱であったのだ。
それが封じられた今のアーニャの気持ちを、他の誰かにどうすることもできなかった。
以下略
508
:
◆EBFgUqOyPQ
[saga sage]
2015/12/08(火) 00:52:23.97 ID:OBJgOl+No
どうやらアーニャが発したものではないらしく、ピィは気のせいであったと判断する。
ピィ自身もよく考えれば、先ほどの声はアーニャにしては流暢であった。
「ところで……なのですが」
以下略
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