過去ログ - モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part12
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651: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2016/01/16(土) 19:32:01.95 ID:Ah1rtJBzo

「どう?何か心当たりは……?」

 それに向かうにように座っているのは周子と紗枝。
 自然に紗枝は周子の腕にもたれている。
以下略



652: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2016/01/16(土) 19:32:51.35 ID:Ah1rtJBzo

 ちなみに未央にも頼んではいたのだが、アーニャのことに関して調べるのは乗り気ではなかったようだ。
 周子としても無理に頼むつもりもなかったので、今この場に未央はいない。
 それも仕方のないこととして周子は話を進める。

以下略



653: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2016/01/16(土) 19:33:39.45 ID:Ah1rtJBzo

「まぁ結論言えば氷結竜リンドヴルムは自分の冷気で凍り付いて冷凍保存されてたってわけ。

彼以外その一族は全滅してるみたいだし、そもそもアーニャの結晶は氷じゃないらしいからハズレね」

以下略



654: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2016/01/16(土) 19:34:52.50 ID:Ah1rtJBzo

 龍脈とはそもそも地中に流れる自然的な力、別の言い方をすれば魔力の膨大な流れのことである。
 その形が龍に見立てられることで龍脈と呼称されるようになっただけで、実際のところ竜とはそこまで関係があるわけではないのだ。

「うーん……やっぱりアーニャの中に膨大な魔力流が渦巻いてる、なんてのも考えてみたけど……そんなことになってるならすぐにわかるわよね」
以下略



655: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2016/01/16(土) 19:35:56.62 ID:Ah1rtJBzo

 だが今のところアーニャの暴走は『プロダクション』以外で知る者はほぼ皆無である。
 特に魔界で騒ぎにもなっていない上、管理塔は通常運営であった。

「つまりマナクリスタルではないってこと。天聖気で同様のことをするのはもっと不可能だろうし、この可能性は考えなくていいわね」
以下略



656: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2016/01/16(土) 19:37:00.87 ID:Ah1rtJBzo

「星のような結晶で、雪のように儚く消える。『素霊結晶』なんてのもあったわねー」

 その言葉を聞いて周子の脳に電気が走った。
 初耳のはずなのに、どこかで聞いた単語。
以下略



657: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2016/01/16(土) 19:38:11.46 ID:Ah1rtJBzo

 だが極論を言ってしまえば、情報をそのままでも莫大なエネルギーさえ確保できれば情報、つまり記憶などをそのままに生命を蘇生できるのだ。
 しかしそれでも魂が戻るための肉体や霊体と肉体との拒絶反応など様々な問題がある。

 それさえも無視して魂に、復活するためのエネルギーを注ぎ込めばどうなるか?
以下略



658: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2016/01/16(土) 19:39:19.00 ID:Ah1rtJBzo

「注ぎ込むエネルギーも何でもいいってわけじゃないの。

生命の源。魔界よりもさらに下の、一周廻って天界につながる輪廻の極地にある魂の終着点。そこにのみ満ちているエネルギー。

以下略



659: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2016/01/16(土) 19:41:39.57 ID:Ah1rtJBzo

「たしかあのアーニャはんは『復活』の天聖気だったんちゃうん?」

 横で話を聞いていた紗枝は首をかしげながら尋ねる。

以下略



660: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2016/01/16(土) 19:42:30.40 ID:Ah1rtJBzo

 周子の脳内とは裏腹に、アーニャのことについては話として終わりのような雰囲気になる。


 だがその時、プロダクションの入り口の扉が開き、皆の視線が集中する。
以下略



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