過去ログ - モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part12
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81: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2015/04/24(金) 01:33:12.88 ID:NGKYIe+ko



「ヒャーーーハハハハハ…………はぁ」

以下略



82: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2015/04/24(金) 01:33:56.13 ID:NGKYIe+ko

 そんな気楽な気持ちで、とりあえずアーニャに近づいて生死を確認しようとする義手の女。


パキッ
以下略



83: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2015/04/24(金) 01:34:43.20 ID:NGKYIe+ko

「血かと思ったら……これガラスかしら?」

 義手の女はガラスと表現したが、それは石英に近いものであった。
 血に濡れて赤くなっているが、それを拭えば透明の結晶が姿を現す。
以下略



84: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2015/04/24(金) 01:35:27.51 ID:NGKYIe+ko

 そう言いながらも義手の女は両腕の義手のセーフティを外す。
 視線は一切アーニャからそらさず、意識を一点に集中する。

 そんな中で、アーニャがゆっくりと立ち上がり始めた。
以下略



85: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2015/04/24(金) 01:36:23.84 ID:NGKYIe+ko

「タタカワ……なければ、イキノコレナイ……タタカワナイト……マモレナ、い……でも、コロスノハ……。

だけ、ド……マモルタメ、なら、殺すのモ、シカタナいいい……。

以下略



86: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2015/04/24(金) 01:37:25.69 ID:NGKYIe+ko

「てっきりそれは天使の翼かと思ってたのだけれど……竜の翼だったのねぇ」

 アーニャの背から生える水晶の翼には、羽毛のような柔らかさは一切ない。
 細やかな結晶細工の翼は竜燐の一片一片さえも形作り、武骨さと同時に空気さえ凍り付かせるような輝きを放っていた。
以下略



87: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2015/04/24(金) 01:38:18.92 ID:NGKYIe+ko

 そう言いつつも警戒は怠っていない。
 爆風によって塵が巻き上げられたおかげで視界が悪く、アーニャを完全に倒したか判断できないからだ。
 義手の女は目を凝らし、粉じんの中からアーニャの姿を探す。

以下略



88: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2015/04/24(金) 01:39:09.78 ID:NGKYIe+ko


 竜の咆哮たるエネルギー砲を机でも引っくり返すかの要領で、上方へと逸らした。


以下略



89: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2015/04/24(金) 01:39:52.44 ID:NGKYIe+ko

「マ、ダアアアаааааааааааа!!」

 アーニャのその叫び呼応するように、翼と尾が激しく動く。
 そして目では追えぬほどの高速で、その場で一回転。
以下略



90: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2015/04/24(金) 01:40:33.78 ID:NGKYIe+ko

 アーニャの視界に映る範囲は全て崩れ去った倉庫の残骸だ。
 その残骸を見下ろし、いまだ生きているであろう義手の女を探す。
 だが見当たらない。当然本能で仕留め切れていないことを知っているアーニャは無差別に攻撃を開始する。

以下略



91: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2015/04/24(金) 01:41:09.38 ID:NGKYIe+ko

 一瞬の鋭い金属音と共にわずかに逸れるアーニャの竜の尾。
 義手の女はそれに加えて尾の逸れる逆方向に十数センチわずかに体を動かす。

 そのほんのわずかの動きだけで全く進行速度を落とさずに攻撃を回避した義手の女。
以下略



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