7: ◆RgbN3UL7FV4p[saga]
2015/04/09(木) 16:04:31.67 ID:UzhohkI0o
◆ ◆ ◆
どれくらいの時間こうしていただろう。
遊矢「その…ごめん…」グスッ
8: ◆RgbN3UL7FV4p[saga]
2015/04/09(木) 16:05:01.87 ID:UzhohkI0o
遊矢「あ、セレナのことが嫌だなんて言うんじゃないんだ。
その…何かあったらさ、ちゃんとセレナに、相談するからさ。
柚子の代わりになってほしいとかじゃなくて、セレナに、相談するから…」
ああ、我ながらひどい言い訳だ。しかもなんか恥ずかしいこと言ってる気がする…。
9: ◆RgbN3UL7FV4p[saga]
2015/04/09(木) 16:05:39.12 ID:UzhohkI0o
◆ ◆ ◆
【翌朝 LDS社長室】
遊矢「みんな、おはよう!」
10: ◆RgbN3UL7FV4p[saga]
2015/04/09(木) 16:06:10.89 ID:UzhohkI0o
このさきには
11: ◆RgbN3UL7FV4p[saga]
2015/04/09(木) 16:06:58.54 ID:UzhohkI0o
TURN SERENA
セレナ「…はぁ」
…寝付けない。
12: ◆RgbN3UL7FV4p[saga]
2015/04/09(木) 16:07:32.80 ID:UzhohkI0o
改めて彼を観察してみると、最近の彼は気分が浮かないようだ。
時々物憂げな表情をしてみせたり、不安そうな顔を覗かせたり、無理して笑顔を作ってみたりしている。
彼がそんな表情をするたびに。私の心は酷く掻き乱され、彼を抱きしめてやりたい欲求に駆られるのだ。
ただ、権現坂に「そのような行為は人前でやって良いものではない!」と厳命されてしまった。
そのために、その欲求を実行に移すことが出来ずに、私は悶々とした時間を過ごしている。
13: ◆RgbN3UL7FV4p[saga]
2015/04/09(木) 16:08:08.39 ID:UzhohkI0o
◆ ◆ ◆
【LDS:屋上】
屋上に出た時、既に先客が居た。
あれは…。寝間着を着ているが、遊矢?
14: ◆RgbN3UL7FV4p[saga]
2015/04/09(木) 16:08:55.44 ID:UzhohkI0o
私たちは同じ理由でここに来ていたようだ。
その後、しばらくはとめどない話をした。とは言っても、話題を振るのはもっぱら私の方。
私が知らなかったスタンダードの――この舞網の街のいろいろなもの。
あの狭い島に居たままだったら…決して知ることは出来なかっただろう広い世界。
そして…この気持ち。
15: ◆RgbN3UL7FV4p[saga]
2015/04/09(木) 16:09:33.69 ID:UzhohkI0o
セレナ「ッ…!」
ガバッ
ついに衝動のリミッター解除を発動してしてしまった私は、感情に任せるままに遊矢を抱きしめる。
16: ◆RgbN3UL7FV4p[saga]
2015/04/09(木) 16:10:34.65 ID:UzhohkI0o
◆ ◆ ◆
…遊矢可愛い遊矢可愛い遊矢可愛い遊矢可愛い遊矢可愛い遊矢可愛い遊矢可愛
遊矢「その…ごめん…」グスッ
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