過去ログ - P「伊織か?」伊織「お兄様!?」 Re:
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813
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◆K6RctZ0jT.
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2015/08/13(木) 23:33:16.57 ID:Qf8kntCB0
あずさ「プロデューサーさん。これって何の目的で買ったのですか?」
P「あ? そりゃあ、首のそれを隠すためだけど」
あずさはうなだれた。怒るでもなく、すっかりと気が抜けてしまったように、口からふわと息をつく。
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◆K6RctZ0jT.
[saga]
2015/08/13(木) 23:33:58.32 ID:Qf8kntCB0
P「これでしばらく活動してもらえればキスマークも気にならないな」
そう言うと、あずさはやっぱりどことなくむすっとした表情を見せるのだった。
あずさ「でも、このマークに気づかれてしまったらどうしましょう〜?」
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815
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◆K6RctZ0jT.
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2015/08/13(木) 23:34:51.50 ID:Qf8kntCB0
伊織「何でお兄様があずさと一緒に来る必要があるのよ?」
律子は昨日の話を聞かされてるので、複雑な表情で伊織をなだめることしかできないでいた。
P「まあ、訳があってな」
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816
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◆K6RctZ0jT.
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2015/08/13(木) 23:35:39.31 ID:Qf8kntCB0
みんなが注目してる中、伊織が少し顔をしかめた。
伊織「あれ? あずさ、ちょっと首見せてみなさいよ」
だから何でお前はそう鋭いところがあるんだよ……。
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817
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◆K6RctZ0jT.
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2015/08/13(木) 23:36:37.51 ID:Qf8kntCB0
あずさ「実はこれは虫に噛まれてしまって、隠すためにチョーカーを着けてるんです。」
俺の方をちらちらと窺いながら話をするあずさ。その目には若干、俺を責めるような色が浮かんでいるように思えた。
この話を三人とも信じたらしく、それ以上の追及はされなかった。
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818
:
◆K6RctZ0jT.
[saga]
2015/08/13(木) 23:37:14.98 ID:Qf8kntCB0
P「はあ、あずさがそう言うなら。断る理由もないしな……。特に俺も何もしていないけど」
あずさ「そんなことはないですよ。プロデューサーさんはしっかり私の支えになっています」
照れくさいけどあずさ本人がそう言うのなら、きっと支えになってるんだろう。
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819
:
◆K6RctZ0jT.
[saga]
2015/08/13(木) 23:37:44.26 ID:Qf8kntCB0
P「うーん。じゃあ、あずさの得意な料理で」
あずさ「わかりました〜」
快く承諾してくれたあずさだが、果たして買いに行く必要はないのだろうか。気になるところだった。
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820
:
◆K6RctZ0jT.
[saga]
2015/08/13(木) 23:38:37.46 ID:Qf8kntCB0
P「いただき、ます……」
この言葉も久しぶりに使うかな? 一人暮らしの家では使わなくなってしまった言葉の一つだ。
あずさ「召し上がれ」
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821
:
◆K6RctZ0jT.
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2015/08/13(木) 23:39:10.19 ID:Qf8kntCB0
憶えているのは、あずさの料理は美味しかったこと。もう一つ覚えているのは、彼女といることが当たり前のようにさえ思える安心感と幸福感。
あずさ「プロデューサーさん、ケーキ食べませんか?」
すでにお皿に移してあるケーキとフォークを持ってきて俺の隣に腰掛けるあずさ。
以下略
822
:
◆K6RctZ0jT.
[saga]
2015/08/13(木) 23:39:41.25 ID:Qf8kntCB0
最初は呆然唖然としていた俺はなんとか彼女の肩を掴み、引き離す。
そのときのあずさは、目を見開き、少しだけ俺と視線を交わし、困ったように目を伏せるだけだった。
P「アイドルがこんなことしちゃいけないよ」
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823
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◆K6RctZ0jT.
[saga]
2015/08/13(木) 23:43:04.02 ID:Qf8kntCB0
今日はここまで。
見てくれた方、ありがとう。お疲れさま。
次回は誰にしようかな?
リクエストあればどうぞ。
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