過去ログ - 岡崎泰葉「私は、アイドル」
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3: ◆XmxU5oRmnc
2015/04/16(木) 16:05:05.57 ID:dpPJnMuC0


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4: ◆XmxU5oRmnc
2015/04/16(木) 16:06:22.53 ID:dpPJnMuC0

 今ならわかる。あの時の私は、まさしく『理想的』だった、って。『大人が望む子ども』の、そのままの姿だった、って。

 芸能界において、『子ども』の存在は貴重だ。芸能界という世界では、いつも『子ども』が不足している。いつでも『子ども』を求めている。

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5: ◆XmxU5oRmnc
2015/04/16(木) 16:07:31.84 ID:dpPJnMuC0

 そこまでいくと、私も何となく『わかる』ようになっていった。
 芸能界が華やかなだけの世界じゃない、って。
 そのことに、気付いてしまっていた。

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6: ◆XmxU5oRmnc
2015/04/16(木) 16:08:41.42 ID:dpPJnMuC0

 ……そして、そうやって芸能界の階段をどんどん駆け上がっていっていた、その頃。

 私は、自分があることに気付いた。あることを、思ってしまった。

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7: ◆XmxU5oRmnc
2015/04/16(木) 16:18:25.75 ID:dpPJnMuC0


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8: ◆XmxU5oRmnc
2015/04/16(木) 16:19:01.85 ID:dpPJnMuC0

 共演者の名前は、先日聞いたものと何の違いもなかった。サプライズで誰かが出てくる可能性もあるが、そういった人物は有名か、あるいは誰も知るはずのないような人物しか居ないと断言してもいいので問題ない。

 共演者についてちょっとしたことを話される。
 このマネージャーさんは、私の本性を知らない。
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9: ◆XmxU5oRmnc
2015/04/16(木) 16:19:29.75 ID:dpPJnMuC0

 収録は滞りなく終わった。
 私を含めて色んな人物を集めて色々なことを話させるというバラエティ番組。
 出演していたのは俳優や女優、芸人さん、アイドルなど。
 どういう編集になるかはわからないが、顔ぶれを見る限り、ある程度の視聴率は確保するだろう。
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10: ◆XmxU5oRmnc
2015/04/16(木) 16:19:57.29 ID:dpPJnMuC0

「いやぁ、やっぱり泰葉ちゃんは良かったよ。ドールハウス、だったっけ? あんな細かい作業ができるなんて、さすが業界に長くいるだけのことはある」

 壮年の男性。芸能界ではまあまあの権力を持っている人。普段はとても気さくな良い人。
 でも、一つだけ欠点があって、私はそこが、正直苦手だ。
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11: ◆XmxU5oRmnc
2015/04/16(木) 16:20:42.92 ID:dpPJnMuC0

 と言っても、苦手なだけで対応できないわけではない。
 このような場合の対応ができないわけもない。
 そもそも彼のものなんて、ひどい人と比べたらセクハラとも言えないようなものなのだ。
 私は受けた経験もないが、そんなひどいセクハラが存在していることくらいは知っている。
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12: ◆XmxU5oRmnc
2015/04/16(木) 16:21:19.28 ID:dpPJnMuC0

「……ぁ」

 ……あれ? どうしてだろう。表情が動かない。声が出ない。どうしてだろう。

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