過去ログ - やはりわたしの青春ラブコメはまちがっている。
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27: ◆hFO8AUe7/Y[saga]
2015/04/23(木) 19:17:00.27 ID:+4eN97YB0
 ことん、とカップを先輩の手前に戻す。
 その音がいやにはっきりと聞こえ、不思議に思い首を動かすと結衣先輩と目があった。

「え……」

以下略



28: ◆hFO8AUe7/Y[saga]
2015/04/23(木) 19:17:41.37 ID:+4eN97YB0

 改めて認識すると、ボンッと顔から熱が吹き出すのが分かった。

「……なんだよ」

以下略



29: ◆hFO8AUe7/Y[saga]
2015/04/23(木) 19:18:23.48 ID:+4eN97YB0
「おい待て、なんで俺が貶されてんだよ。っつーか死なねぇよ、まだ当分生かしといてくれよ」

 えー、俺なんかしたー?
 と、不満たらたらな表情を向けてくる先輩ににっこりと微笑む。

以下略



30: ◆hFO8AUe7/Y[saga]
2015/04/23(木) 19:19:03.99 ID:+4eN97YB0
 顔を俯かせこめかみを押さえながら、はぁーと長嘆息する。

「もういい……分かった。それは分かったがな。お前さー、最近俺の土曜出勤率が高過ぎると思うんだが、そこんとこどう思うよ……なにか言い訳があったら言ってごらんなさい、怒らないから」

 でたー。
以下略



31: ◆hFO8AUe7/Y[saga]
2015/04/23(木) 19:19:40.56 ID:+4eN97YB0
 雑踏の中に紛れ切れてない腐った目を発見。
 片手を振り上げながら小走りで近づいていくと、やはり先輩だった。
 ダークグレーのPコートは厚手で暖かそうだ。
 どうすれば奪えるだろうかと思案してしまいそうになる。

以下略



32: ◆hFO8AUe7/Y[saga]
2015/04/23(木) 19:20:18.80 ID:+4eN97YB0

「あ、どこ行くか決めてくれてたんですかー?」

 期待を乗せた声で尋ねる。

以下略



33: ◆hFO8AUe7/Y[saga]
2015/04/23(木) 19:20:54.01 ID:+4eN97YB0

「……なら、話ができる場所……か」
「そうですねー」

 同意を示し、うーんと首を捻る。
以下略



34: ◆hFO8AUe7/Y[saga]
2015/04/23(木) 19:21:30.10 ID:+4eN97YB0
「ああ、そう」

 素っ気ない返事に苦笑しつつ、わたしは前に進んだ。

 わたしが間違いを正そうとする日がいつくるのかは分からない。
以下略



35: ◆hFO8AUe7/Y[saga]
2015/04/23(木) 19:22:11.31 ID:+4eN97YB0
「先輩サイテーです……」

 コートをきゅっと掴み、俯く。
 本当に重いかと思った……この人そういうこと平気で言いそうだから冗談に聞こえないんだよなぁ。

以下略



36: ◆hFO8AUe7/Y[saga]
2015/04/23(木) 19:23:07.62 ID:+4eN97YB0

 初デートの後、今回含め計三回もなにかと理由をつけて先輩と出かけていたわけですが、なんだか毎回ラーメンを勧められている気がします。
 その頭は飾りなんでしょうか。

「この機会にお前もなりたけに染まればいいと思う」
以下略



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