過去ログ - 提督「ウチは平和だなぁ」艦娘「表面上は」 その2
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884: ◆uyMG3dCVpM[sage saga]
2016/01/03(日) 03:20:21.24 ID:DF/UsVyM0
榛名は三日月を睨み、三日月は余裕の笑み。

2人の視線が交差し、提督はそんなことに気付かずに仕事を再開。書類にサインをする。

偶然にもその時、誤って机の上からペンのキャップを落としてしまう。
以下略



885: ◆uyMG3dCVpM[sage saga]
2016/01/03(日) 03:20:48.18 ID:DF/UsVyM0
南方棲鬼は自身に用意された部屋に居た。

突然、ドアがノックされた。

南方「はい? どなた?」
以下略



886: ◆uyMG3dCVpM[sage saga]
2016/01/03(日) 03:21:35.16 ID:DF/UsVyM0
だが、鎮守府に届く前に加賀は出撃し、暫く不在だった。

そんな中、赤城がどうしても飛ばしてみたいと言い出したっけ・・・

「戦闘でもないのに、皆で鎮守府の中庭で飛ばしてたら墜落させちゃって傷付いちゃって・・・」
以下略



887: ◆uyMG3dCVpM[sage saga]
2016/01/03(日) 03:22:27.27 ID:DF/UsVyM0
だから迷った。艦娘を辞めることを・・・

しかし子供が出来て、提督も艦娘を辞めることに賛成してくれた。

これからは子を持つ母として、妻として生きて欲しいと言われた。
以下略



888: ◆uyMG3dCVpM[sage saga]
2016/01/03(日) 03:23:10.15 ID:DF/UsVyM0
その顔には見覚えがあった。

かつての鎮守府の友人。

南方「あ・・・青葉なの・・・?」
以下略



889: ◆uyMG3dCVpM[sage saga]
2016/01/03(日) 03:23:46.40 ID:DF/UsVyM0
海野「友人としては生きていたことは嬉しい、そんな気持ちはあります」

それは本心だった。

海野「だけど、あの人を盗った怒りや、なんであれだけの失態を犯して生きているか・・・生きていられるのか・・・」
以下略



890: ◆uyMG3dCVpM[sage saga]
2016/01/03(日) 03:24:17.43 ID:DF/UsVyM0
南方「あ・・・あ・・・ああ・・・」

脳裏に浮かんでくる記憶。

アイツに深海棲艦にされて・・・そのまま調整と評して・・・私は・・・
以下略



891: ◆uyMG3dCVpM[sage saga]
2016/01/03(日) 03:24:51.84 ID:DF/UsVyM0
南方「私は・・・私は・・・」

青葉・・・いや今は海野か。彼女の言葉で全てを思い出した。

思い出したくなかった。
以下略



892: ◆uyMG3dCVpM[sage saga]
2016/01/03(日) 03:25:42.13 ID:DF/UsVyM0
海野「結果、艦娘であリ続ける道を選んだ艦娘は元帥の下へ行きました。それなりに大事にされてますよ。今でもね」

南方(そうか・・・あの彼が・・・)

海野「そして私のように艦娘を止めた者は、各地に分散、時が来るまでの準備を開始しました」
以下略



893: ◆uyMG3dCVpM[sage saga]
2016/01/03(日) 03:26:26.78 ID:DF/UsVyM0
海野の目は今ではなく過去を見ている。

この鎮守府を通して、自分達の楽しかった頃を見ているのだ。

それはあまりに悲しかった。
以下略



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