223:名無しNIPPER[sage saga]
2015/09/07(月) 00:36:04.19 ID://ZnO+3Y0
・・・
如月ちゃんが瑞鳳さんの笑顔に頷くと、僕の手を握った事情、つまり、僕が駆逐隊の人間関係の改善に協力する事になった経緯を如月ちゃんは話し始めた。
224:名無しNIPPER[sage saga]
2015/09/07(月) 00:37:25.73 ID://ZnO+3Y0
如月「……いいんですか?」
瑞鳳「勿論。私も如月ちゃんたちを見てきて、どうにかしたいって思ってたから……」
如月「でも、これは私達の問題で、瑞鳳さん達には迷惑を……」
225:名無しNIPPER[sage saga]
2015/09/07(月) 00:39:34.44 ID://ZnO+3Y0
矢矧「それで、協力するのはいいけどどうするかは見当ついてるの?」
如月ちゃんが落ち着いたところで、矢矧さんが前に腕を組み、首を傾げる。
226:名無しNIPPER[sage saga]
2015/09/07(月) 00:40:36.20 ID://ZnO+3Y0
矢矧「でも、嫌いじゃないわ。そういう人」
人間としてね、と付け加えてまた矢矧さんは笑った。
227:名無しNIPPER[sage saga]
2015/09/07(月) 00:43:52.44 ID://ZnO+3Y0
以下略。
多分矢矧さんが飽きるまであれは続くだろうなぁ。南無南無。
そんな中、瑞鳳さんは諦めたように二人を見守っていた。
228:名無しNIPPER[sage saga]
2015/09/07(月) 00:44:37.30 ID://ZnO+3Y0
瑞鳳さんの提案は僕をはっとさせた。
皆で考える。そういう手もあったのかと。
それは至極当たり前のことで、最初に行き着いてもいい様な事だ。
229:名無しNIPPER[sage saga]
2015/09/07(月) 00:45:19.09 ID://ZnO+3Y0
−−−−−−−−
夏だから日が高いとはいえ、彼女達の寮に着いた時にはもうすっかり日が落ちていた。
そのせいもあって食堂にいる艦娘達も疎らで、好きに席を選ぶことが出来た。
230:名無しNIPPER[sage saga]
2015/09/07(月) 00:46:59.60 ID://ZnO+3Y0
矢矧「そうね。それじゃあ記憶を戻すことが出来れば問題は解決するわね」
瑞鳳「でもそれはちょっと現実的じゃないかも……」
矢矧「どうやったら記憶を戻すことが出来るかなんか判らないものね」
231:名無しNIPPER[sage saga]
2015/09/07(月) 00:47:58.18 ID://ZnO+3Y0
その言葉に如月ちゃんははっとして、顔を伏せた。
つまり矢矧さんは違和感を理由にして、艦娘達が如月ちゃんを遠ざけていることが原因と言っているんだ。
232:名無しNIPPER[sage saga]
2015/09/07(月) 00:49:36.55 ID://ZnO+3Y0
矢矧「記憶を戻すなんて不確定なことに頼るよりも、私たちが努力して近づいていくほうがよほど現実的だわ」
如月「……でも、また上手く話せる自信、ないです……」
233:名無しNIPPER[sage saga]
2015/09/07(月) 00:50:24.37 ID://ZnO+3Y0
ふんすと息を噴きながら如月ちゃんは意気込む。
これでやることは決まったな。……結局僕何もしてないや。情けない。
でもこんなにすぐに解決方法を見つけるなんて。やっぱり矢矧さんは侮れない人だ。
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