4:名無しNIPPER[sage saga]
2015/05/31(日) 18:58:01.13 ID:ZGo+a71P0
でも、その喜びはすぐにぬか喜びとして変わってしまった。
戦争が終わってからすぐ僕が軍に退役願いを出そうとしたころ。……今からで言うと半年前くらいだろうか。
深海棲艦という未知の生物からの襲来を受けたんだ。
5:名無しNIPPER[sage saga]
2015/05/31(日) 19:00:38.90 ID:ZGo+a71P0
しかし、軍はそれを許可しなかった。
代わりにある部署への配属を通達してきた。
その部署名は『キサラギ』
6:名無しNIPPER[sage saga]
2015/05/31(日) 19:02:07.27 ID:ZGo+a71P0
−−−−−−−−−−−−−−−−−
時は流れ、キサラギからの配属命令を受けて半年、つまり現在。
7:名無しNIPPER[sage saga]
2015/05/31(日) 19:06:08.23 ID:ZGo+a71P0
やがて車は基地への道を塞ぐゲートへたどり着いた。
それと同時に年端も行かない少女が管理室から出てくると、僕の車の運転席のほうへ駆けてきた。
「お、お疲れ様ですっ!所属はどこですか?」
8:名無しNIPPER[sage saga]
2015/05/31(日) 19:06:54.75 ID:ZGo+a71P0
続く
9:名無しNIPPER[sage]
2015/05/31(日) 19:18:00.87 ID:uiyfwepLo
乙
10:名無しNIPPER[saga]
2015/06/07(日) 19:46:12.73 ID:/wg+rTe60
僕が配属された場所は日本の中でも1、2を争う激戦地であり、本土北方の守りを担う青森県八戸市に構える鎮守府だ。
激戦区になっている事には当然理由がある。
11:名無しNIPPER[sage saga]
2015/06/07(日) 19:48:10.91 ID:/wg+rTe60
「まいったな……。さっきの子に聞いておけばよかった」
首に手を当て、どうしたものかと思案していると
ふと、向こうから歩道を歩いてくる女の子たちが目に止まった。
12:名無しNIPPER[sage saga]
2015/06/07(日) 19:50:29.27 ID:/wg+rTe60
「番頭……?」
後ろにいた明るい髪の眼鏡の女の子が首を傾げる。
「もう、望月さん聞いてなかったんですか?」
13:名無しNIPPER[sage saga]
2015/06/07(日) 19:53:43.71 ID:/wg+rTe60
「すみません、番頭さん。二人が騒ぎたててしまって」
「いえ、構いませんよ」
「それで、私たちになにかご用でしょうか?」
14:名無しNIPPER[sage saga]
2015/06/07(日) 19:57:56.64 ID:/wg+rTe60
望月「ありがとー番頭さん。あんたいい人だねー」
三日月「もうっ!そんな失礼な言葉づかいっ」
「いえいえ。構いませんよ。僕はただの番頭ですし、階級的には皆さんより下になりますので言葉づかいも自由になさってください」
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