573:名無しNIPPER[sage saga]
2016/03/14(月) 22:29:12.58 ID:psMtSIwx0
卯月「……もう、いいや……」
重力が海へ引きずり込もうとする中、彼女は心の諦観に溺れるまま、死を願った。
574:名無しNIPPER[sage saga]
2016/03/14(月) 22:30:12.68 ID:psMtSIwx0
海の浮力が彼女を持ち上げ、灰色の世界へと顔を出させる。
顔を出した視線の先。そこには彼女に砲弾を放とうとする敵の姿があった。
575:名無しNIPPER[sage saga]
2016/03/14(月) 22:33:05.62 ID:psMtSIwx0
だが、その時だった。
576:名無しNIPPER[sage saga]
2016/03/14(月) 22:33:56.17 ID:psMtSIwx0
だが、左腕の痛みと引きちぎられた視界に射線を合わせる事が出来ず、弾はかすりもせずに逸れて行く。
逸れる砲撃の合間を縫い、『モドキ』は変形し、自らの体の一部となった艦装から砲撃を放ちつつ接近し続ける。
577:名無しNIPPER[sage saga]
2016/03/14(月) 22:35:45.10 ID:psMtSIwx0
やがて、ゴキリ、と鈍い音が海上に響く。
それと同時にもがいていたル級の動きがピタリと止まり、力なく手足を投げ出した。
578:名無しNIPPER[sage saga]
2016/03/14(月) 22:37:00.44 ID:psMtSIwx0
「うーちゃん!!」
579:名無しNIPPER[sage saga]
2016/03/14(月) 22:40:28.13 ID:psMtSIwx0
続く。戦闘描写はこれで終わりです。
>>番頭要素ゼロ
そ、そのうち出します……。
最初は入渠装置の管理をする人のほのぼの系の話を書こうと思ってたのにどうしてこうなった。
580:名無しNIPPER[sage]
2016/03/14(月) 23:24:14.88 ID:2DLNePNho
これからたくさん入渠するし番頭の腕の見せどころだな!
怪我しててもなんだかんだで仕事してくれるだろうし
乙でした
581:名無しNIPPER[sage saga]
2016/03/27(日) 16:16:52.35 ID:WpbE5Tq40
文月「うーちゃん!!」
『モドキ』が去ると同時に文月は一目散に駆け寄り、力なく漂う卯月の体を抱く。
582:名無しNIPPER[saga]
2016/03/27(日) 16:18:36.59 ID:WpbE5Tq40
卯月「ごめんね……ふみ、ちゃん……」
か細く卯月は謝罪の言葉を吐く。
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