382:名無しNIPPER[saga]
2015/07/29(水) 19:25:51.12 ID:RvzOFB6DO
親子三人が並んで歩く。左手に買い物袋を持って、右手は母の手を握っていた。
途中、クレープの出店があった。母の足が止まる。手が離れる。
383:名無しNIPPER[saga]
2015/07/29(水) 19:40:25.12 ID:RvzOFB6DO
短いですが、今回はこの辺で。
書いていて疑問に思ったのですが、カレンの兄と母って何歳なんでしょうか。調べても良く分からなかったので兄は中学三年辺り、母は三十代半ばといった感じにしました。
384:名無しNIPPER[sage]
2015/07/29(水) 20:04:54.46 ID:AJ4ce4oKO
乙です
385:名無しNIPPER[sage]
2015/07/29(水) 21:14:01.58 ID:fiMNNk9AO
乙
386:名無しNIPPER[sage]
2015/07/30(木) 02:55:46.25 ID:dtWwJOUXo
乙
387:名無しNIPPER[sage]
2015/07/30(木) 22:16:04.03 ID:QJdgqFAOo
乙
夢だから多少の矛盾はへーきへーき
388:名無しNIPPER[saga]
2015/07/31(金) 18:03:33.75 ID:TYp+eNeDO
目を覚ました。
カーテンの隙間から覗く暖かい日差し。無駄に大きいベッドの上で、少女は身じろぎした。体を起こし、右膝を立てた状態で頭を抑える。頭痛がした。
389:名無しNIPPER[saga]
2015/07/31(金) 18:05:37.27 ID:TYp+eNeDO
制服の掛かっているハンガーを取ろうとして、手を止める。なんだか気が進まなかった。これを着たら、自分は貞淑で体の弱いお嬢様になってしまう。この服をこれ以上着ていたら、もう戻れなくなってしまうような恐怖感が胸中で渦を巻いた。
あの人達のせいだ。賑やかな生徒会室。初めは面倒事だと思っていたが、段々とほだされていっているのが分かった。だから意図的に避けていたのに、あの少年が現れてからは、目に見えて足を運ぶ回数は増えていた。
390:名無しNIPPER[saga]
2015/07/31(金) 18:06:53.36 ID:TYp+eNeDO
「……最っ低」
再び呟く。今度は自分に向けた言葉だった。何も知らない彼を連れまわして、間違いだと分かっているのに、この手を離せない。血に濡れた、汚れた手を。
391:名無しNIPPER[saga]
2015/07/31(金) 18:08:48.31 ID:TYp+eNeDO
不意に、部屋のドアがノックされた。
「おはようございます、お嬢様。お目覚めでしょうか」
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