415:名無しNIPPER[saga]
2015/08/05(水) 00:13:09.86 ID:h3ZjdUpDO
今回はこの辺で。ここまで読んで頂いた方、ありがとうございました。
416:名無しNIPPER[sage]
2015/08/05(水) 01:00:11.26 ID:KXhDq3slo
乙です
417:名無しNIPPER[sage]
2015/08/05(水) 01:03:31.74 ID:+XZIha9EO
乙です
418:名無しNIPPER[sage]
2015/08/05(水) 06:22:11.91 ID:dUW2NdOKo
乙
419:名無しNIPPER[sage]
2015/08/08(土) 12:31:51.00 ID:T9N+2VEKo
乙
420:名無しNIPPER[saga]
2015/08/10(月) 09:49:44.30 ID:dDnsREuDO
懸垂式のモノレールを二つほど乗り継ぎ、歩くこと一五分。カレンとライはシンジュクゲットーに到着した。
入る直前、ライは一言だけ『本当にいいのか』と訊いてきた。最後の確認である。それにカレンは頷きを返すだけだった。
421:名無しNIPPER[saga]
2015/08/10(月) 09:51:09.53 ID:dDnsREuDO
「どこまでなら行ける」
歩きながらライが尋ねてきた。危険な区域には入れないため、行動可能な範囲を知りたいのだろう。
422:名無しNIPPER[saga]
2015/08/10(月) 09:52:34.46 ID:dDnsREuDO
そんな自分を彼から遠ざけるように、カレンは一歩後ずさった。良くない傾向だ。
租界の中では"病弱なお嬢様"のスイッチを入れやすいのと同様に、このゲットーではもう一つの顔──本性の方が出てきやすい。傍らにいるのがライというのも、それに拍車をかけていた。
423:名無しNIPPER[saga]
2015/08/10(月) 09:53:45.41 ID:dDnsREuDO
「……どう?」
ライの考えを聞きたかった。この街を見てどう思ったのか、何を感じたのか。
424:名無しNIPPER[saga]
2015/08/10(月) 09:56:50.89 ID:dDnsREuDO
「見覚えがあるの?」
声音はあくまでも慎重に。この場所で本性を晒すのはまずい。いつも被っている仮面が、今だけはとても重苦しく思えた。
425:名無しNIPPER[saga]
2015/08/10(月) 09:58:21.06 ID:dDnsREuDO
「どうした」
気づけば、ライがこちらを見ていた。
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