812:名無しNIPPER[sage]
2015/10/31(土) 01:55:26.53 ID:RqSU9GOso
 流石は一級フラグ建築士…… 
813:名無しNIPPER[sage]
2015/11/01(日) 15:01:58.77 ID:C9NzoyBh0
 乙 
 自分から取らないだけで落とそうとしているじゃないですかーやだー 
814: ◆QH3tH0UkImyM[saga]
2015/11/05(木) 10:57:54.40 ID:+RjyVImDO
 放課後になり、ライはシャーリーと共に租界の街を歩いていた。ショッピングモールまでの道すがら、彼女と話すのはもっぱらカレンの事だ。 
  
  
 「えー!? 絶対ウソだよっ」 
  
815: ◆QH3tH0UkImyM[saga]
2015/11/05(木) 11:00:38.04 ID:+RjyVImDO
 シュタットフェルト家の令嬢が刃物を持ち歩いていると露見するのは非常によくない事だ。 
  
  
 フォローをする必要がある。あのポーチの中身を誤魔化しつつ、シャーリーの興味を他に逸らさなくてはならない。 
  
816: ◆QH3tH0UkImyM[saga]
2015/11/05(木) 11:01:37.51 ID:+RjyVImDO
 「したくてしてるんじゃない」 
  
  
 目を輝かせたシャーリーがぐいぐいと近づいてきて、ライは困った表情のまま後ずさる。かなりの圧力だった。 
  
817: ◆QH3tH0UkImyM[saga]
2015/11/05(木) 11:03:23.11 ID:+RjyVImDO
 「なによ。変なの」 
  
  
 シャーリーは頬を赤くし、それを隠すように早足になる。前を歩く彼女の背中を眺めながら、ライはトウキョウ租界の街並みに意識を向けた。 
  
818: ◆QH3tH0UkImyM[saga]
2015/11/05(木) 11:04:55.00 ID:+RjyVImDO
 「前に、私がここで声をかけたでしょ。ほら、日記帳を一緒に選んでって言ったやつ」 
  
  
 彼女の言おうとするところが分かったライは頷いた。 
  
819: ◆QH3tH0UkImyM[saga]
2015/11/05(木) 11:06:01.20 ID:+RjyVImDO
 「そんなに変わっていないだろう」 
  
  
 「変わったよ。ここで話しかけた時とか、凄く近寄り難かったもん」 
  
820: ◆QH3tH0UkImyM[saga]
2015/11/05(木) 11:08:22.99 ID:+RjyVImDO
 「でも、それ以上にキミが優しいからだと思うよ」 
  
  
 「……ユニークな意見だな」 
  
821: ◆QH3tH0UkImyM[saga]
2015/11/05(木) 11:10:10.42 ID:+RjyVImDO
 「ふむ……」 
  
  
 「苦手な人だっているし、嫌いだったヤツもいたし……」 
  
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