過去ログ - コードギアス 【ロスカラ】
1- 20
906: ◆QH3tH0UkImyM[saga]
2015/11/21(土) 09:37:38.63 ID:xN9on8TDO
(──当たれ)


確信が持てないままトリガーを引く。火薬が炸裂し、砲弾が走り出す。それが内部の電磁力により加速しつつ、砲身に刻まれたライフリングで回転をかけられ、遠心力により安定。最善の状態にまで整えられた四〇ミリ弾が砲口から飛び出していった。

以下略



907: ◆QH3tH0UkImyM[saga]
2015/11/21(土) 09:39:40.30 ID:xN9on8TDO
ロイドの指示に従い、<サザーランド>はライフルを後ろ腰のハードポイントに懸下する。そして新たにコックピット・ブロック脇に増設されたアームに格納してある武器を抜き放った。


『形状はただのショート・ソードだけど、切れ味は抜群だよ。今度は試し斬りをしてみて』

以下略



908: ◆QH3tH0UkImyM[saga]
2015/11/21(土) 09:41:25.69 ID:xN9on8TDO
大型のナイフや剣に特殊な分子加工を施すことにより、戦車の装甲すら切り裂ける物は存在する。しかし、それらは安価な代わりに耐久性が低く、ここまでの鋭さは有していない。


チタンやセラミックを組み合わせた複合装甲を持つ近代兵器に、薄い剣身しかもたない武器ではあっという間に切れ味が劣化して折れてしまう。

以下略



909: ◆QH3tH0UkImyM[saga]
2015/11/21(土) 09:42:54.05 ID:xN9on8TDO
今の攻防でおおかた理解した。左側からスラッシュハーケンが飛んでくる。武器を破壊された方の<無頼>がナックルガードを装備した右腕を打ち込もうと突撃してきた。


右側からはスタントンファを装備した敵機が迫ってくる。挟み撃ちの状況。コンピュータ相手に同士討ちは狙えない。

以下略



910: ◆QH3tH0UkImyM[saga]
2015/11/21(土) 09:43:57.55 ID:xN9on8TDO
剣という武器のせいだろうか。自分の体と同じように扱おうとしてしまった。


ナイトメアは人型を成しているが、人体の複雑な構造を再現するまでには至っていない。股関節の稼働域は人と比べて特に狭く、それが先ほどの乱れを生んだのだ。

以下略



911: ◆QH3tH0UkImyM[saga]
2015/11/21(土) 09:45:40.63 ID:xN9on8TDO
『疲れの方はどう? ここらで休憩を挟む?』


「……いえ。今日はこの後に用事があるので、このまま行かせてもらっていいですか」

以下略



912: ◆QH3tH0UkImyM[saga]
2015/11/21(土) 09:47:20.43 ID:xN9on8TDO
バレずとも、いずれは敵の捜査網に引っかかる。<無頼>が相手ならいくらでも身を隠せるが、最新のレーダーを搭載している<サザーランド>には通じない。ヘリまでいるなら尚更だ。


ならば、奇襲に乗じて勢いを得よう。

以下略



913: ◆QH3tH0UkImyM[saga]
2015/11/21(土) 09:48:45.80 ID:xN9on8TDO
僚機が撃墜された事で、もう一機のヘリはこちらにロケット弾を乱射しながら退避しようとする。


しかし、先読みして放っていた二発目の砲弾が吸い込まれるように直撃して、あえなく撃墜。敵の位置関係から回避ルートは容易く読み取れた。一発目が命中した時点で、二発目の直撃は絶対のものになったのだ。

以下略



914: ◆QH3tH0UkImyM[saga]
2015/11/21(土) 09:50:51.59 ID:xN9on8TDO
だが、これでいい。


ライの<サザーランド>は素早く身を翻し、当初から目を付けていたポイントへ移動した。再び狙撃モード。

以下略



915: ◆QH3tH0UkImyM[saga]
2015/11/21(土) 09:52:11.89 ID:xN9on8TDO
二機目を撃破。残るは一騎。


距離は三〇〇メートルほど。本来、ナイトメアの交戦距離はこのくらいだ。だが相手はそこまで来るのに数的有利を削がれてしまった。狙撃という技能の有用性がこれ以上ないほど発揮されている。

以下略



1002Res/860.00 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice