過去ログ - 「私と引っ込み事案な彼女」
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1:名無しNIPPER[saga]
2015/06/16(火) 22:30:12.85 ID:VItNW0A+0

・オトカドールのSS
・百合要素あり(セイナ×アシディア)
・他にもいっぱい可愛い子はいますが今回は二人しか出ません



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2:名無しNIPPER[saga]
2015/06/16(火) 22:32:13.43 ID:VItNW0A+0
こんなに誰かが気になったのは初めてかもしれません。

ふわふわの雪のような服装に身を包んで、一人でいつも魔法書を読んでいるあの子。

誰も……寄り付けなくて、触れることさえ叶わなかったあの子。
以下略



3:名無しNIPPER[saga]
2015/06/16(火) 22:38:03.42 ID:VItNW0A+0

ここは所々を氷が覆う城。

彼女の魔法の練習の成果とも言える溶けない氷が、そのまま私への対応を明示しているように感じます。

以下略



4:名無しNIPPER[saga]
2015/06/16(火) 22:43:03.55 ID:VItNW0A+0

「……それで、アシディアは今日も魔法の勉強?」

「うん……私のアイスはまだまだだし……」モジモジ

以下略



5:名無しNIPPER[saga]
2015/06/16(火) 22:46:21.24 ID:VItNW0A+0

もちろん、全てはアシディアの裁量一つで変わってしまうのだから……私はどうする事も出来ないですが。

ただ、彼女に私のことを好きになってほしい。それだけで。

以下略



6:名無しNIPPER[saga]
2015/06/16(火) 22:50:01.20 ID:VItNW0A+0

そして、扉が閉ざされた奥で─。

「セイナちゃんの思うとおりにはなりませんよ……」

以下略



7:名無しNIPPER[saga]
2015/06/16(火) 22:52:46.65 ID:VItNW0A+0

─私は一人でいたいのに。

本を読んで……もっと魔法が上手にならなきゃいけない。

以下略



8:名無しNIPPER[saga]
2015/06/16(火) 22:55:24.50 ID:VItNW0A+0

セイナちゃんの普段の声と、バトルしている時の仕草。

そのギャップにもまたドキッとしちゃって……こんな感情を覚えるのは初めてなんです。

以下略



9:名無しNIPPER[saga]
2015/06/16(火) 23:01:43.56 ID:VItNW0A+0

次の日。

歓迎されないのは分かっていますが、私はこの気持ちを捨てられません。

以下略



10:名無しNIPPER[saga]
2015/06/16(火) 23:04:52.46 ID:VItNW0A+0

「それって……きらきらスノウブック……どうして」

「好きな人と同じ魔法を学びたい。ただそれだけですが、ダメ……でしょうか?」

以下略



11:名無しNIPPER[saga]
2015/06/16(火) 23:07:31.92 ID:VItNW0A+0
「どうしました、アシディア?」

「う、ううん……何でもない……練習、するんですか?」

「ええ、教えてくれます?」スッ
以下略



12:名無しNIPPER[saga]
2015/06/16(火) 23:11:05.62 ID:VItNW0A+0

そんな私の決心から数ヵ月後。

ほぼ毎日のように彼女の元に通い詰め、アイスの練習をしていました。

以下略



13:名無しNIPPER[saga]
2015/06/16(火) 23:17:18.60 ID:VItNW0A+0

お互いに譲り合おうとしない、だからこそ私とアシディアはここまで仲良くなれたのかもしれない。

だけれども……私の気持ちはずっと変わらない。

以下略



14:名無しNIPPER[saga]
2015/06/16(火) 23:21:55.08 ID:VItNW0A+0

彼女に習って……自分でも沢山練習した、氷の魔法。

バトルの時に使う、闇雲に相手を傷つける形ではなく……見せるための氷。

以下略



15:名無しNIPPER[saga]
2015/06/16(火) 23:23:04.62 ID:VItNW0A+0
セイナちゃんに教えられた、この気持ち。

たくさんの時間、同じ魔法を練習してきて─その度に覚えた感情。

お師匠様が言っていた「自分で見つける答え」の意味。
以下略



16:名無しNIPPER[saga]
2015/06/16(火) 23:28:41.68 ID:VItNW0A+0

氷の檻が、全て溶け切った、感覚。



17:名無しNIPPER[saga]
2015/06/16(火) 23:31:23.13 ID:VItNW0A+0

「……アシディア?」

「ずっと……待たせてごめんなさい、セイナちゃん」

以下略



18:名無しNIPPER[saga]
2015/06/16(火) 23:39:10.25 ID:VItNW0A+0

「……いいんですか?」

「私、嫉妬しますし……きっと今まで以上にアシディアを離しませんよ?」グスッ

以下略



19:名無しNIPPER[saga]
2015/06/16(火) 23:40:42.13 ID:VItNW0A+0

「……セイナちゃん、苦しいです……」グググッ…

「ご、ごめんなさいっ……でもそれほどにアシディアが私を受け入れてくれたことが嬉しくて」

以下略



20:名無しNIPPER[saga]
2015/06/16(火) 23:44:05.14 ID:VItNW0A+0

それからというもの。

私とアシディアは、他の子達の前では水系統の魔法を扱うライバル同士として。

以下略



21:名無しNIPPER[saga]
2015/06/16(火) 23:46:15.28 ID:VItNW0A+0

「……だから、セイナちゃんは私のファッションを……分かってなさすぎです」ハァ……

「だってもうすぐ夏ですよ?そんなもこもこのコートより、もっと健康的で─」グイッ

以下略



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