5: ◆Rqkr/iCaBpzw[sage saga]
2015/06/30(火) 22:42:00.30 ID:Ql0JQwjz0
軽く雪の積もった道を、おしゃべりしながら歩く。
こうやって二人でおしゃべりしていると梓は少しくすぐったい感じがする。
紬の純真すぎる部分に触れると、なんだか落ち着かないのだ。
6: ◆Rqkr/iCaBpzw[sage saga]
2015/06/30(火) 22:42:28.35 ID:Ql0JQwjz0
つづく。
7:名無しNIPPER[sage]
2015/06/30(火) 22:46:09.80 ID:XfHc4YheO
乙
8:名無しNIPPER[sage]
2015/07/02(木) 18:20:55.32 ID:DzU0emjAO
頑張って
9: ◆Rqkr/iCaBpzw[saga]
2015/07/11(土) 22:52:00.00 ID:if7sMFiq0
動物病院に着き、急患だと告げ、黒猫を預け、待つことしばらく。
獣医の先生に命の別状はないと告げられ、2人はほっと胸をなでおろした。
診断の結果は栄養失調と老化からくる衰弱だった。
獣医が言うにはこの猫は軽く10歳を越えているらしい。
10: ◆Rqkr/iCaBpzw[saga sage]
2015/07/11(土) 22:56:07.03 ID:if7sMFiq0
動物病院からの帰り道。
「助かってよかった」
「はい」
11: ◆Rqkr/iCaBpzw[saga sage]
2015/07/11(土) 22:59:26.60 ID:if7sMFiq0
「梓ちゃんが?」
「はい」
「ダメよ。梓ちゃんは受験生だし。それにあの子は老猫だから」
12: ◆Rqkr/iCaBpzw[saga sage]
2015/07/11(土) 23:01:58.59 ID:if7sMFiq0
次の日。2人は動物病院へ。
猫を引き取り、昨日買ったキャリーケージへ入れる。
診察料を払った後、公園へ立ち寄った。
「それじゃあ出すね」
13: ◆Rqkr/iCaBpzw[saga sage]
2015/07/11(土) 23:04:26.72 ID:if7sMFiq0
頭をゆっくり撫でた後、そっと手を這わせて今度は喉元を撫でる。
すると黒猫は気持ち良さそうに喉を鳴らした。
「やっぱり猫さんはここを撫でられるのがいいんだ」
14: ◆Rqkr/iCaBpzw[saga sage]
2015/07/11(土) 23:06:35.90 ID:if7sMFiq0
再び紬が撫でると猫は抵抗しない。
「むぅ、こいつぅ」
梓が不満を漏らす。
15: ◆Rqkr/iCaBpzw[saga sage]
2015/07/11(土) 23:13:22.73 ID:if7sMFiq0
餌を食べた後も猫は梓の手をぺろぺろ舐めていた。
「梓ちゃんの手、おいしいのかしら」
可笑しそうに笑いながら紬が言う。
40Res/15.85 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。