31: ◆XtcNe7Sqt5l9[saga]
2015/07/15(水) 10:12:38.98 ID:9XTpaLhVo
盗賊「何を考えてやがる、あいつ……」
僧侶「……今は、信じるしかありません」
32: ◆XtcNe7Sqt5l9[saga]
2015/07/15(水) 10:13:06.86 ID:9XTpaLhVo
智将「おお、鋭い一閃だ。やはり貴様は……私、一人で戦うに限るな」
勇者「なに―――ぉ」
33: ◆XtcNe7Sqt5l9[saga]
2015/07/15(水) 10:13:52.11 ID:9XTpaLhVo
……結論から言って、勇者は無事だった。
完治した盗賊を筆頭に、三人は辺りを散策し――彼らが勇者を発見した時には、彼の足元に智将の亡骸があった。
勇者「………手強い、敵だった」
34: ◆XtcNe7Sqt5l9[saga]
2015/07/15(水) 10:14:22.10 ID:9XTpaLhVo
盗賊「笑顔……?」
引っかかるのは、智将の表情―――それが、さも勝利したかのような”笑顔”だった事。
35: ◆XtcNe7Sqt5l9[saga]
2015/07/15(水) 10:14:49.30 ID:9XTpaLhVo
盗賊「……これが、お前の武器だったのか?」
智将の手からそれを取り、盗賊は”鑑定”を行う。
盗賊は鍛冶屋の真似事が出来た。本職に遠く及ばずとも、武器の性能する程の審美眼は持ち合わせていた。
36: ◆XtcNe7Sqt5l9[saga]
2015/07/15(水) 10:16:37.97 ID:9XTpaLhVo
(つ∀-)
37:名無しNIPPER[sage]
2015/07/15(水) 10:23:35.12 ID:pu2Oalh6O
乙
38:名無しNIPPER[sage]
2015/07/15(水) 12:25:59.70 ID:r8VxjG7Ro
おやすみ乙
39: ◆XtcNe7Sqt5l9[saga]
2015/07/16(木) 00:29:16.25 ID:ZdmxBY5ao
崩壊はある日、突然やってくるのだと知らしめされる。
あの村での出来事以来、何時も以上に敏感に盗賊は自分たちに牙を剥く人間を狩っていた。
その甲斐もあってか、一行は”人間”の妨害は少なく、魔王城の手前まで来る事が出来た。
40: ◆XtcNe7Sqt5l9[saga]
2015/07/16(木) 00:29:49.84 ID:ZdmxBY5ao
魔法使い「駄目。今は……駄目だよ」
盗賊「……なに?」
41: ◆XtcNe7Sqt5l9[saga]
2015/07/16(木) 00:30:16.10 ID:ZdmxBY5ao
宿屋の近く、水辺へと二人で座り込んで溜息をついた。
二人が好き合っているのが、薄々は気づいていたが――こうも、明確に誇示されると堪える。
魔法使い「変なの……なんで、わざとバラすみたいにやるんだろ」
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