過去ログ - 提督「狙うは旗艦ただ一隻、全残存火力を集中させろ!」
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67: ◆RO/TgQj9wk[saga]
2015/08/08(土) 15:19:41.61 ID:TutUsSa50
先生「第一次攻撃で、切り込み隊だけがまず十二月一日に陽動を仕掛ける。そこで可能な限りの戦力をその海域に集め撤退。第二次攻撃でそいつらを蹴散らし進軍する」

提督「陽動って、そんなの意味あるんですか?余計に敵を集めて作戦難度を高めゆくゆくは死傷者が出るだけだ」

先生「目標地点の防衛戦力を少しでも減らさなくてはならない。第一次攻撃で可能な限りの戦力を削りきるつもりらしい」
以下略



68: ◆RO/TgQj9wk[saga]
2015/08/08(土) 15:20:54.63 ID:TutUsSa50
先生「まだ冷戦下にあるから具体的なことは言い切れないが、ソ連を挑発するのを恐れて断る可能性が濃厚だ。敵本拠地を見つけたとでも言わない限り援助は無いと見ていい。貸与された駆逐艦と護衛艦、他の潜水艦と掃海艇は使い物にならんだろうから、そいつらを準備したほうがいいだろう」

提督「・・・あ、いや、その線は考えるだけ無駄かもしれません」

先生「?」
以下略



69: ◆RO/TgQj9wk[saga]
2015/08/08(土) 15:21:25.03 ID:TutUsSa50
八月二日。舞鶴鎮守府執務室。午前五時。

ビスマルク「ちょっと提督、起きなさいよ」

提督「そんな起こし方ってあるか・・・?」
以下略



70: ◆RO/TgQj9wk[saga]
2015/08/08(土) 15:21:53.84 ID:TutUsSa50
舞鶴鎮守府食堂。午前六時。

妹「先を越されました・・・」

提督「だから何の話だ?」
以下略



71: ◆RO/TgQj9wk[saga]
2015/08/08(土) 15:22:21.00 ID:TutUsSa50
他人から言われた途端、提督の行く気が一瞬で消し飛んだ。

提督「だな、実際俺も行く気失せはじめてたし」

妹「え!?行くって言ってくれてたじゃないですか!」
以下略



72: ◆RO/TgQj9wk[saga]
2015/08/08(土) 15:22:47.04 ID:TutUsSa50
舞鶴鎮守府執務室。午前十時。

ビスマルク「ねぇ」

提督「ん?」
以下略



73: ◆RO/TgQj9wk[saga]
2015/08/08(土) 15:23:16.99 ID:TutUsSa50
ビスマルク(なんとかやり過ごしたわね・・・)

提督(これは俺の予想なんだが・・・、あいつ多分まだ執務室にいるぞ)

ビスマルク(でもさっき扉が閉まる音が・・・、そこまでするかしら)
以下略



74: ◆RO/TgQj9wk[saga]
2015/08/08(土) 15:23:43.07 ID:TutUsSa50
執務室から出てきて、提督は椅子に座った。

提督「それで、俺に用ってどうしたんだ?」

五月雨「提督宛に書簡が届いてましたよ」
以下略



75: ◆RO/TgQj9wk[saga]
2015/08/08(土) 15:24:10.76 ID:TutUsSa50
移動。舞鶴鎮守府貸部屋。

提督「先生」

丁度鞄に粗方詰め込み終えたところだった。
以下略



76: ◆RO/TgQj9wk[saga]
2015/08/08(土) 15:24:36.34 ID:TutUsSa50
時間経過。舞鶴鎮守府食堂。午後一時。

提督「皆に伝えなければならないことがある」

食器類を片付け終えたのを確認すると、提督は通る声で言った。
以下略



77: ◆RO/TgQj9wk[saga]
2015/08/08(土) 15:25:04.41 ID:TutUsSa50
提督「しかし、太平洋側は大湊と横須賀が不定期で偵察航海を行っていることもあってか、何回か対空戦闘がありつつも未だ本土襲撃には至っていない。また、我々が敵本拠地の捜索を並行して行っていることは皆知っているはずだ。わかっただろうが、この南鳥島は偵察範囲を拡大するに当たって欠かすことの出来ない要所であり、偵察活動を円滑に行うために絶対に破壊し奪還しなければならない領土である」

提督「大本営は、南鳥島の奪還を目論んでいる」

暁「南鳥島って、千海里ぐらい離れてない・・・?」
以下略



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