過去ログ - 【ゆるゆり】櫻子「花子ちんまいな〜」
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名無しNIPPER
[saga]
2015/07/28(火) 17:43:21.21 ID:18ATeOwdo
花子はベッドに腰を掛けると、バッグをひとまず置き、勉強机の上にミネラルウォーターを置いた。
花子「一応聞くけど薬飲んだかし?」
櫻子「……薬?」
以下略
5
:
名無しNIPPER
[saga]
2015/07/28(火) 17:44:42.10 ID:18ATeOwdo
櫻子「……花子」
花子「なんだし」
櫻子「なんでここにいるの?」
以下略
6
:
名無しNIPPER
[saga]
2015/07/28(火) 17:45:57.59 ID:18ATeOwdo
身体の火照りがある程度収まった後、残り火を消化するようにふて寝に入った。
本日二度目のふて寝は、前回よりも身体が沈み込む感覚が強くて、這い上がるまでに時間が多分に掛かりそうだった。
ベッドに聞こえてくるのは、花子が文字を綴る音ぐらいで、環境音としては悪くはないものだった。
それを聞くうちに、少しづつ意識がぼやけていったが、ある時、一つの疑問が浮かび上がると、再び意識がはっきりとし始めた。
以下略
7
:
名無しNIPPER
[saga]
2015/07/28(火) 17:46:56.99 ID:18ATeOwdo
花子「櫻子! 痛い! 苦しいし!」
櫻子「照れるな照れるな! 美人の姉ちゃんにかわいがられて嬉しいくせに!」
花子「痛いのは変わらないし! せめて少しは優しくしろし!」
以下略
8
:
名無しNIPPER
[saga]
2015/07/28(火) 17:48:52.23 ID:18ATeOwdo
撫子「熱下がった?」
櫻子「うーん、大分楽になった感じ」
今しがた帰って来たねーちゃんが、私の額に手を添える。
以下略
9
:
名無しNIPPER
[saga]
2015/07/28(火) 17:50:23.32 ID:18ATeOwdo
櫻子「マセてんかんなー、花子は」
撫子「マセては無いと思うけど」
櫻子「自分で言ったんじゃん……」
以下略
10
:
名無しNIPPER
[saga]
2015/07/28(火) 17:51:46.16 ID:18ATeOwdo
撫子「はい、これ」
櫻子「おお、ありがと! ねーちゃん」
ねーちゃんが持ってきたプリンを受け取ると、ノータイムで花子の頬にピタっとつけた。
以下略
11
:
名無しNIPPER
[saga]
2015/07/28(火) 17:52:42.42 ID:18ATeOwdo
花子「いや受け取れないし!」
櫻子「えっ、なんで? プリンじゃ駄目だった?」
花子「違うし! 病人なんだから遠慮せずに自分で食えし!」
以下略
12
:
名無しNIPPER
[saga]
2015/07/28(火) 17:54:31.47 ID:18ATeOwdo
花子「……すっかり目が覚めちゃったし」
櫻子「私は逆に疲れた……、やっぱりまだだるい……」
花子「寝ていればいいし、ベッドはもう空くから」
以下略
13
:
名無しNIPPER
[saga]
2015/07/28(火) 17:56:07.46 ID:18ATeOwdo
案の定と言うべきか、私が快方に向かうのと逆に、
花子は体調を崩して、学校を休む所まで悪化してしまった。
単純に言えば、私の風邪が花子にうつった。
そりゃそうなるよなぁ……と原因には納得は出来たけど、私に寄り添ってくれた花子が苦しむのは納得出来なかった。
以下略
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