過去ログ - 【ゆるゆり】櫻子「ねえ、花子。今日、楽しかった?」
1- 20
25:名無しNIPPER[saga]
2015/08/03(月) 20:23:08.38 ID:ED8Np3Nlo
あかり「……割り切れないんだよね、きっと。あかりが花子ちゃんぐらいの時はここまで頭良くなかったんだけどなぁ。
いや、当たり前だよね。今だって花子ちゃんのお世話になっちゃうぐらいだもんね」

えへへと笑う、あかりお姉さんの姿には卑屈さが全く無かった。
なんだか、真っ白すぎて、さっき大人っぽいと評したのと矛盾しているようで、していなくて。
以下略



26:名無しNIPPER[saga]
2015/08/03(月) 20:24:30.41 ID:ED8Np3Nlo
あかり「……あとねぇ、花子ちゃんみたいに髪が長かったかなぁ」

花子「髪?」

あかり「いつだったかなぁ、ばっさり切ったのは」
以下略



27:名無しNIPPER[saga]
2015/08/03(月) 20:26:29.77 ID:ED8Np3Nlo
あかり「もしもしお姉ちゃん? ……うん、いいよ。……うん、……えっ!?、ちょっと早口で分からないよぉ!
えっ、いるけど、……うん、分かった。ちょっと待ってね」

あかりお姉さんは電話を一回耳から離すと、こちらに目を向けた。

以下略



28:名無しNIPPER[saga]
2015/08/03(月) 20:27:46.26 ID:ED8Np3Nlo
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――




以下略



29:名無しNIPPER[saga]
2015/08/03(月) 20:29:14.40 ID:ED8Np3Nlo
櫻子「あ、あの!」

あかね「……はい?」

櫻子「長くて長くて、腰まで越すような長髪で、ああでも別に重苦しそうじゃない髪で、えっと、ちょっとウェーブが掛かってて、
以下略



30:名無しNIPPER[saga]
2015/08/03(月) 20:30:58.04 ID:ED8Np3Nlo
あかね「ええ、大丈夫よ。ちょっと待ってね。あっ、ここじゃ電話しにくいから、少し裏手に出て来るわ。……ここらへんで、待っていてもらっていいかしら」

櫻子「? いや、私もついて行った方が……」

あかね「はい、これ」
以下略



31:名無しNIPPER[saga]
2015/08/03(月) 20:32:04.46 ID:ED8Np3Nlo

櫻子「えへへー、そうですかね!」

あかり「もう!」

以下略



32:名無しNIPPER[saga]
2015/08/03(月) 20:33:01.98 ID:ED8Np3Nlo
花子「……」

櫻子「……あれ、ほんとにするの」

花子「素直に甘えろと言ったのは誰だし」
以下略



33:名無しNIPPER[saga]
2015/08/03(月) 20:33:54.75 ID:ED8Np3Nlo
あかり「じゃあまたね! 櫻子ちゃん、花子ちゃん!」

櫻子「またねー!」

花子「あっ! 待って!」
以下略



34:名無しNIPPER[saga]
2015/08/03(月) 20:34:56.74 ID:ED8Np3Nlo
花子「気持ちは分かるけどしゃんとしろし」

櫻子「ごめんごめん、しっかし玄関先はまだ暑いなぁ。あっそうだシャワー浴びようシャワー!」

花子「えー花子も浴びたいし」
以下略



35:名無しNIPPER[saga]
2015/08/03(月) 20:35:41.56 ID:ED8Np3Nlo
花子「大変だし、すぐ傷みそうになるし」

櫻子「よし、じゃあ私が丁寧に洗ってやろう!」

花子「だから別にそれはいいし、各々でやればいいし」
以下略



36:名無しNIPPER[saga]
2015/08/03(月) 20:37:39.27 ID:ED8Np3Nlo
櫻子「いやー、人恋しい夜だから」

花子「……ほら、おいでだし」

花子は気だるげにベッドを叩いて、半ば投げやりに許可しているように見えた。
以下略



37:名無しNIPPER[saga]
2015/08/03(月) 20:38:44.44 ID:ED8Np3Nlo
櫻子「……ちょっと頭痛が痛いんだけど」

私が悩んでいると、花子は少しだけ声を出して笑った。

櫻子「……なに笑ってんの」
以下略



38:名無しNIPPER[saga]
2015/08/03(月) 20:40:30.68 ID:ED8Np3Nlo
櫻子「ねえ、花子。今日、楽しかった?」

花子「……楽しかった」

櫻子「なら、いいじゃん別に」
以下略



39:名無しNIPPER[saga]
2015/08/03(月) 20:41:50.39 ID:ED8Np3Nlo
花子「小説だし」

櫻子「それ挿絵とかあんの?」

花子「ないし」
以下略



40:名無しNIPPER[saga]
2015/08/03(月) 20:43:56.67 ID:ED8Np3Nlo
花子「……どうせ今はいいんだし」

櫻子「?」

花子「お人形さんは少しの間だけ可愛がられて、後はすぐに飽きられてポイなんだし」
以下略



41:名無しNIPPER[saga]
2015/08/03(月) 20:45:33.31 ID:ED8Np3Nlo
花子「……だから、精々飽きるまではかわいがってほしいし」

花子は微笑をたたえると、私に顔を近づけ、そのまま唇を重ねた。
離れたあとには、花子の表情はもはや微笑とは言えなくて、それは満面の笑みと言った方が正しかった。

以下略



42:名無しNIPPER[saga]
2015/08/03(月) 20:48:12.52 ID:ED8Np3Nlo
おわり
一応1のスレの続きのつもりで書いたんですけど、前回で切った方が良かったかもしれないのでどっちでもいいです
今更ですけど、感想ありがとうございました
嬉しかったです


43:名無しNIPPER[sage]
2015/08/03(月) 21:40:38.44 ID:Oyu/1cOLo
おつおつ!!
かわいすぎる


44:名無しNIPPER[sage]
2015/08/04(火) 04:54:10.53 ID:S56UDiFbo
おつ
はなさく好きだから供給あるだけでも嬉しいのに内容もめっちゃ好みでありがたい
気が向いたらまた続き書いてね


45:名無しNIPPER[sage]
2015/08/04(火) 08:36:25.14 ID:poIlg8knO
大室家は盛り上がり続けるゆるゆりSS界隈いいぞ


45Res/47.67 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice